[No.315]
Re: ラ・マルセイエーズ物語
投稿者:男爵
投稿日:2011/11/30(Wed) 07:52
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> ラ・マルセイエーズは、フランスの国歌である。
この歌の冒頭句についてよく言われるのが
モーツァルトのピアノ協奏曲第二十五番ハ長調K503である。
第一楽章の第二主題が似ているというのだ。
モーツァルトのほうが六年前なので
おそらく影響を受けたのだろう。
この著者は偶然似てしまったのだと書いてあるが
そういうことはありえない。
もしかするとモーツァルトのピアノ協奏曲とラ・マルセイエーズの共通の
手本となった曲があるのかもしれないが
その場合はどういう曲なのか明らかにする必要があろう。
つまり
オリジナルということは音楽の世界でもむずかしいことで
だいたいは他の先人の作品の真似なのだ。
本人が意識してもしなくても、頭の中にある先人の作品の影響を受けるのである。