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[No.2870] 鋳掛屋 投稿者:善兵衛  投稿日:2016/03/16(Wed) 15:11
[関連記事URL:http://www1.odn.ne.jp/~yaswara/


鋳掛屋がいつもの空き地に道具をそろえるとたちまち口伝えに知らされて、鋳掛屋自身は何の声掛けをしなくとも次々に鍋釜鉄瓶薬缶が持ち込まれた。ときには香炉や鐘までも 。 割れ鐘を再び響かせる!
鉄でも銅でもきれいに直るので次に来るのが待たれる  住民にとっては必要な商売だった。

アルミニューム製品が出回ったら来なくなってしまった。
鋳掛屋はアルミニュームの穴を塞げなくて敗退 失業した!


[No.2873] Re: 鋳掛屋 投稿者:まや  投稿日:2016/03/16(Wed) 21:58
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善兵衛さん

> 鋳掛屋がいつもの空き地に道具をそろえるとたちまち口伝えに知らされて、鋳掛屋自身は何の声掛けをしなくとも次々に鍋釜鉄瓶薬缶が持ち込まれた。ときには香炉や鐘までも 。 割れ鐘を再び響かせる!

 鋳掛屋さんのことはよく覚えています。戦前のことですね。

「いかけ〜、いかけ〜」という呼び声が聞こえてきたよまやうに思います。そして、
最初に出てきた客の家の前かどこか腰を下ろせる場所を見つけて、そこに腰を
おろして仕事を始める。すると、そこにあちこちの家から誰かしらが、修理し
て貰いたいものを持って現れ、順に並べておいていくのでした。

まや


[No.2874] Re: 鋳掛屋 投稿者:Pan  投稿日:2016/03/16(Wed) 22:09
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善兵衛さん、まやさん、みなさん こんばんは。

>鋳掛屋がいつもの空き地に道具をそろえるとたちまち口伝えに知らされて、鋳掛屋自身は何の声掛けをしなくとも次々に鍋釜鉄瓶薬缶が持ち込まれた。ときには香炉や鐘までも 。 割れ鐘を再び響かせる!
>鉄でも銅でもきれいに直るので次に来るのが待たれる  住民にとっては必要な商売だった。

 ありましたね。(^-^)

 子供は作業が面白くて、紙芝居のように付いて移動していました。

>アルミニューム製品が出回ったら来なくなってしまった。
>鋳掛屋はアルミニュームの穴を塞げなくて敗退 失業した!

 アルミの鍋・釜ももありましたが、穴が開いたら自分でも修理しま
したよ。

 いろいろなサイズのアルミ製の鋲があって、穴の開いた場所を錐で
少し拡げて錆になった部分を落とし、その鋲を差し込んで金床の上で
金槌で叩くと差し当たりは穴が塞げました。

 昔のアルミ製品はアルミの純度が低かったので、すぐに錆びて穴が
あきましたね。

 素人が下手をすると、余計に穴が大きくなって捨てる羽目にも陥り
ました。(*_*)

 アルミ鍋の品質が上がり、価格が下がってからは直さなくなりまし
たね。


  ***** Pan *****


[No.2876] Re: 鋳掛屋 投稿者:善兵衛  投稿日:2016/03/17(Thu) 09:37
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まやさん、Panさん、みなさん おはようさん

>  いろいろなサイズのアルミ製の鋲があって、穴の開いた場所を錐で
> 少し拡げて錆になった部分を落とし、その鋲を差し込んで金床の上で
> 金槌で叩くと差し当たりは穴が塞げました。
>

そう そう、友人から借りた飯盒の底が鋲でカシメて修理されていました。戦後2〜3年の頃?
そういえば その頃、「アルミはんだ」というのがありました。アルミの粉末に何か薬品を混ぜて練り固めたもののようでした。炎や火の粉が出て地金と一緒に溶けて着く わけ なのですが、たまにうまくいっても長持ちしませんでした。誰かが大道香具師に買わされた物?

話が戻りますが、鋳掛屋に江戸時代のコイン「寛永通宝」、「天保通宝」などを持っていくと材料分だけ修理代を安くしてくれました。
 【60数年、前時代の通貨をあちこちで拾うことがありました。】


[No.2885] Re: 鋳掛屋 投稿者:Pan  投稿日:2016/03/23(Wed) 15:43
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善兵衛さん、まやさん、みなさん こんにちは。

> そう そう、友人から借りた飯盒の底が鋲でカシメて修理されていました。戦後2〜3年の頃?
> そういえば その頃、「アルミはんだ」というのがありました。アルミの粉末に何か薬品を混ぜて練り固めたもののようでした。炎や火の粉が出て地金と一緒に溶けて着く わけ なのですが、たまにうまくいっても長持ちしませんでした。誰かが大道香具師に買わされた物?

 何かそんな話しがありましたね。今でもあるようですが難しそう。

 http://www.soldering-guide.com/archives/50581469.html

> 話が戻りますが、鋳掛屋に江戸時代のコイン「寛永通宝」、「天保通宝」などを持っていくと材料分だけ修理代を安くしてくれました。
>  【60数年、前時代の通貨をあちこちで拾うことがありました。】

 それは幸運ですね。

 田舎の家では正月に年神さんの棚にお供えする寛永通宝の束が幾つか
ありましたが、どうなったのだろう?

 百枚単位で紐に通してありましたよ。 すっかり忘れています。
 家を解体するときどこかへ行ったのかな?

  ***** Pan *****