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[No.209] 愛と死をみつめて 投稿者:男爵  投稿日:2012/03/10(Sat) 20:35
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愛と死をみつめて 1963年(昭和38年)出版
http://www.amazon.co.jp/%E6%84%9B%E3%81%A8%E6%AD%BB%E3%82%92%E3%81%BF%E3%81%A4%E3%82%81%E3%81%A6%E2%80%95%E3%81%82%E3%82%8B%E7%B4%94%E6%84%9B%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2-%E5%A4%A7%E5%B3%B6-%E3%81%BF%E3%81%A1%E5%AD%90/dp/4479011773/ref=pd_sim_b_4

青山和子の歌 1964(昭和39年)年7月 同年第6回日本レコード大賞受賞
http://www.youtube.com/watch?v=pvSF0LNPjkY
それから吉永小百合主演の映画になりました。 吉永小百合の歌もなかなかよかった。

  −−−−−−
河野実:「愛と死をみつめて」終章 もうひとりのミコ

この本は
ミコの「若きいのちの日記」の対になる
2005年発行のマコの作品なのです。

この本には
当時から40年以上たって
還暦もすぎた河野実の回想的な叙述が書かれてあります。

大島みち子は
「北帰行」と「川は流れる」と「アカシアの雨が止む時」が好きで
河野実によく歌わせたと書いてあります。


[No.220] Re: 愛と死をみつめて 投稿者:男爵  投稿日:2012/03/11(Sun) 11:45
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> 河野実:「愛と死をみつめて」終章 もうひとりのミコ

> この本は
> ミコの「若きいのちの日記」の対になる
> 2005年発行のマコの作品なのです。

> 還暦もすぎた河野実の回想的な叙述が書かれてあります。

> 大島みち子は
> 「北帰行」と「川は流れる」と「アカシアの雨が止む時」が好きで
> 河野実によく歌わせたと書いてあります。

「北帰行」 昭和36年(1961年) 小林旭
「川は流れる」 昭和36年(1961年) 仲宗根美樹
「アカシアの雨が止む時」 昭和35年(1960年) 西田佐知子
    昭和35年(1960年)7月に阪大付属病院で入院中のマコとミコは出会う。

死期の近いミコが
気弱になって酒を飲んだりするマコに
大阪からの電話で
しっかり生きなさいと説得するのです。

彼女には隠したが
睡眠薬で自殺未遂をしたマコ。
こうしてみると男はいざというとき弱く
女は強いものです。
  別の話でも同様のことが言われています。 極限では女は強いが、男は弱くなる(そうでない例もありますが)。


[No.594] 北帰行 投稿者:男爵  投稿日:2012/03/24(Sat) 06:00
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> > 大島みち子は
> > 「北帰行」と「川は流れる」と「アカシアの雨が止む時」が好きで
> > 河野実によく歌わせたと書いてあります。

> 「北帰行」 昭和36年(1961年) 小林旭

そういうわけで
北帰行です。

  窓は夜露に濡れて
  都すでに遠のく
  北へ帰る旅人ひとり
  涙流れてやまず

この歌は都をあとにして北へ向かうのだから
東北や北海道の大学に向かう学生のための歌ではないか
そう思った人は少なくないみたい。

あるいは
京都をあとにして北に向かい
金沢(富山、新潟)の大学までの列車の旅なんて見方もありそうです。

でも
この歌をつくった若者は
戦前の満州国にできた旧制の旅順高校の学生だったのです。
青春を謳歌しすぎたため、厳しい校則違反をとがめられ
素行不良により放校の申し渡しを受けてしまいます。

失意の心を抱いて実家の奉天(現在の瀋陽)帰る列車の旅を歌にしたものです。

この歌を友人たちに聞かせたところ
旅順高校の学生たちに歌い継がれ
やがて戦後に
新宿の歌声喫茶で歌われていたのを
小林旭の歌のレコード化となったわけです。
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/01/post_3959.html