まやさん、みなさん おはようございます。
> 本場では餃子は水餃子が主流ですってね。 > > 私が初めて餃子を見たのは昭和29年、札幌でのことでした。 > 教会の牧師夫妻が満州からの引き揚げ者だったので、満州仕込 > みの餃子、それも水餃子をよくご馳走になりました。餃子を包む > 皮からすべて自家製です。奥さんも娘さんもとてもお上手でした。 > そして出来上がりがとても美味しかったのを記憶しています。
餃子の皮で思い出があるのです。 ドイツ時代に、音楽家たちと一緒に語学学校に通っていたとき 彼らは美味しいものを作って食べるのが楽しみであり 体調良好・健康維持のためにも必要なことでした。
市場で珍しい食材を仕入れてきたりして 私たちは材料費など経費一部負担 音楽家たちは自分で料理をするのです。 おかげで、すき焼きやら外国にいると思えないご馳走などを 週末に食べることが出来ました。
あるとき彼らは餃子を作って食べたいということで 餃子の皮も具もつくってしまいました。
しかし、その皮は柔らかく、どうしても本物の餃子ではなかったのです。 残念、でも十分に美味しかった。
そのあと 餃子の皮はどうして作るのか疑問に思った私は 帰国してから、真面目な中国人留学生を家に招待して 材料費はこちらもちで、必要な食材を彼に買ってもらい 眼の前で作ってもらったのです。
彼は説明しながら作ります。 小麦粉を練ってから(こねてから) なんと三十分ほど待ったのです。 その間、すこしお話ししましょうというわけです。
この三十分が鍵でした。 いわゆる、「寝かせる」ことが必要だったのです。 こうやって「こし」が出てから餃子の皮づくりをしたのです。
ドイツで音楽家たちは 小麦粉をこねてすぐ餃子の皮をつくったから 弱い皮になったのでした。
もちろん 小麦粉も強力粉が必要で、ドイツでは違う小麦粉だったのかもしれません。
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