和食を語る 
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[No.404] Re: 四季の食生活(島根県) 投稿者:男爵  投稿日:2014/04/01(Tue) 05:54
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くじら肉のぬた
 くじらの皮つき脂身をくじら肉と言っている。
無塩のくじら肉は薄く切り、熱湯で油抜きする。塩漬けくじらの場合は水につけて塩抜きしてから使う。ざるに上げて水気を切っておく。
ねぎはよく洗い、熱湯で色よくゆでる。水にさらしてしぼり、一寸くらいの長さに切る。
酢味噌をつくり、くじら肉とねぎを入れてあえる。炒りごまも入れる。くじら肉の脂の味が出ておいしい。
 大みそか、正月には必ずつくる。「大きい歳をとる」といって縁起をかつぐのである。

ゆべし
 ゆべし作りはゆずを使う。ゆずの上のほうの六分の一ぐらいのところを輪切りにし、中のわたをとり出す。切りとったゆずのふたの部分は残しておく。
味噌とメリケン粉、赤とうがらしの小口切り、胡麻、砂糖を入れて木杓子で練り、それをゆずの中へ入れ、先のふたをして約二十分蒸す。
わらづとの中へ蒸したゆべしを入れ、一か月ぐらい、家の軒下につるす。雨水にあてないようにして約一か月たったところで家のうちに入れ、冬中干しておく。
 硬くなったものをわらづとから取り出し、薄い輪切りにして食べる。ゆずの変わりがし、とうがらしの辛みもあり、酒の肴や弁当のおかずにもよい保存食である。

ふきの漬物
 ふきは大なべでゆで、皮をはぎ、桶に並べてぬかと塩をふりかけて漬ける。
短期間で取り出して食べてもよいが、少しおくと酸味が出て、ふきの香りと合っておいしい。


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