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[No.1645] 草履きんじょ 投稿者:寒梅  投稿日:2016/08/20(Sat) 13:57
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 ♪ ぞうりきんじょきんじょ おてんまてんま
     はしのしたの どぐそだれがひった

埼玉行田の出の母がうたっていたのである、下駄(草履)隠しの
鬼を決めるとき片方の下駄を脱いでならべ親役の者が、それを
足でさしながら歌の終えたところの下駄の持ち主が鬼となる。

私はこの歌を聞いて70年余何のことか不審に過ごして来ました。

で 調べる動機になりウェブで調べました

人によっては差別問題がふくまれていると感じるとか

私も三ツ木の地にいたころ下駄隠しで遊んだ記憶はあります

でもこの歌ではなかったです。

広域で歌われたそうですが どのあたりまでなのでしょうね。
寒梅


[No.1646] Re: 草履きんじょ 投稿者:まや  投稿日:2016/08/20(Sat) 20:00
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寒梅さん、今晩は!

>  ♪ ぞうりきんじょきんじょ おてんまてんま
>      はしのしたの どぐそだれがひった
>
> 埼玉行田の出の母がうたっていたのである、下駄(草履)隠しの
> 鬼を決めるとき片方の下駄を脱いでならべ親役の者が、それを
> 足でさしながら歌の終えたところの下駄の持ち主が鬼となる。

 私は子供時代を福岡県、青春時代を関西(西宮と大阪、札幌)で
過ごしましたし、教会の日曜学校などで子供たちと接する機会も多
かったと思いますが、この歌は聞いたことがありません。

まや


[No.1652] Re: 草履きんじょ 投稿者:男爵  投稿日:2016/08/21(Sun) 15:52
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寒梅さん、まやさん  こんにちは。

>  ♪ ぞうりきんじょきんじょ おてんまてんま
>      はしのしたの どぐそだれがひった
>
> 埼玉行田の出の母がうたっていたのである、下駄(草履)隠しの
> 鬼を決めるとき片方の下駄を脱いでならべ親役の者が、それを
> 足でさしながら歌の終えたところの下駄の持ち主が鬼となる。

  「草履(下駄)隠し」
 この遊びは,まず全員が履物の片方を差し出して一列に並べ,その上を親が唱句に合
わせて順番に指差してゆく.
 歌の終に当たった履物の持ち主は,その瞬間に鬼と化し,履物を隠す<隠し鬼>へと移行する.

豊橋短期大学の先生の論文がありますね。
http://www2.sozo.ac.jp/pdf/kiyou13/05omori.pdf
 北は東北、南は九州四国まで調べたみたい。
 北海道,埼玉,栃木,奈良,佐賀,沖縄の5道県を除く41都府県に広く記録されて
いた。(表1)

江戸時代からあったみたい。
 「鬼わたし」(『童謡集』1820)
 草履きんじょきんじょきんじょ.おじょんまじょんま.はしの下の菖蒲は,咲いたか咲かぬかまださかぬ.

草履がなくなって、この歌も絶滅寸前。


[No.1658] Re: 草履きんじょ 投稿者:男爵  投稿日:2016/08/23(Tue) 13:19
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寒梅さん、まやさん  こんにちは。

くどいけれど、追加です。

>   「草履(下駄)隠し」
>  この遊びは,まず全員が履物の片方を差し出して一列に並べ,その上を親が唱句に合
> わせて順番に指差してゆく.
>  歌の終に当たった履物の持ち主は,その瞬間に鬼と化し,履物を隠す<隠し鬼>へと移行する.

> 豊橋短期大学の先生の論文がありますね。
> http://www2.sozo.ac.jp/pdf/kiyou13/05omori.pdf

  この論文の中で、表2  冒頭の詞句

一番下に  「テーレーレッポかさうり雀」とあります。

 ワイド版岩波文庫94 わらべうた
 には
草履かくし(宮城県)として下記の歌が紹介されていました。

 テーレー レッポ かさ売り雀
 油ひき とひき 露のめ チリン
 チリンと抜けたら また抜けた
 抜けて遊ばされ おぼこたち

この本には
岩手県水沢市(現奥州市)の歌として下記のものも紹介していますが
これらのわらべ歌の歌意は明らかでないとしています。

 ぞうりき ぞんぼん かんから いずのぼ にぎりぼ さんりきぼ ずいとん ばいとん すっぺらぽん