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[No.2597] Re: シンドラーとの相性(長文) 投稿者:千葉の小猿  投稿日:2006/06/14(Wed) 11:09
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35斉さん みなさん  35斉さんが詳細を書かれましたのでつられて保守経験から関連のありそうなことを書きます。

> 1:高温多湿
> 昔々、クーラの輸入をしました。クーラ用のエンジンが直ぐエンストして、
> 使い物になりません。アメリカ・ロスと全く湿度が違い脱湿パワー不足でちょん。
> 特にコンピュータ機器のデバイスは湿気には弱いので、エージングは加熱とともに、
> 加湿条件は日本仕様にすべきです。
これはぜひ必要なことです。30年も前の経験ですがIBM1800という世界に冠たる制御用計算機ですがおかしいので仕様書を読み返すと相対湿度85%以下とあります。あわてて湿度制御装置をつけました。日本では90%を超えることもあります。加えて秋と初夏は気温の変化が激しいですから小さな結露もあるようです。当時の日本の産業用基盤はコーティングをしているのではと推測しています。

> 2:ハイテク機器
> 此れが曲者で、インバータ冷蔵庫・クーラ・洗濯機・照明・・・・、マンションの、
> 各部屋からいっせいにノイズやサージを出しています、特に中古や朝晩の一斉稼動で、
> マンション電源を攻撃しています。
> 豊かな日本のマンションや施設には西欧に無い豊かなノイズの渦が巻いています。
> 制御素子がどれだけノイズやサージキラーを装備しているか疑問です。
ノイズは泣かされました。インバーターモーター等スイッチング素子はノイズ源ですから。これも昔の話ですが現場のトランジスター論理素子の誤動作対策で行き詰まり詳しい知人に聞くと「ゲートが0VでOFF、5VでONだろう。1.8Vや3.5Vが入るとどうなる。原則どうなるか分からない。このマージンを広げて設計すると高くなるよ」でした。加えて1マイクロ秒以下でも反応する(何もしないとこうなる?)のと10マイクロ秒以下では反応しないようにしておけば(高価になる)ノイズに対する耐性が違います。ノイズキラーで対処できないものは素子や回路を選択する必要があります。

> 3:メンテスペック
> ねじはインチ、サービス部品は海外産で国内調達不能、マニアルは英文、・・・
> 一般に保守会社の能力以上の雑事が事故の対応を遅らせる。
まさにそのとおりです。日本で商売する以上日本語マニアルと部品常備は不可欠です。

> などなど、この問題は根深いと思っています。
> でものんびりしていては,有為の青年の無念さに申し訳ありません。

エレベーターは安い品物でなく人命にかかわるのですから日本にあった商売をすべきです。

憶測で追加疑念を書きます(30年前の話)。それは残留磁気です。エレベーターではありませんが産業用ブレーキ、電磁接触器で電磁石で操作しているもので鉄心が3本足のものは真ん中に0.5mmぐらいのギャップをとっていました。このギャップが0.1mm程度になると電磁石の開放が時々怪しくなるので削って0.7-0.5mmを確保していました。寿命は鉄心材質によってちがっていました。

聞いてくれる、くれないは別にメーカーにこれらをフイードバックしていました。
長文になりました。       千葉の小猿


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