タイトル | : Re^5: 認知症 |
投稿日 | : 2005/10/23(Sun) 12:05 |
投稿者 | : さんらく亭 |
参照先 | : http://homepage2.nifty.com/tsug/ |
ポテトさん えーさん 季寿さん こんにちは
> 私はどこへ行ったらいいのでしょう。
わたしの母は98歳。「グループホーム」(正式名称は「痴呆性高齢者グループホーム」)に入居しています。
「痴呆症」という言葉が差別や侮辱になるというので代わりに「認知症」になったらしいのですが私はこういう言葉狩りには反対です。
戦時中敗色濃厚になったら撤退を転進といい敗戦を終戦と言い換えて本質を誤魔化したようなものです。「認知」は愛人の子を自分の子と認めるようなときに使う用語です。どうしても使いたいなら「認知障害」とでもいわないと痴呆の本質があいまいになってしまいます。
グループホームは痴呆のある高齢者が小規模な家庭的な生活の場で少人数(母の場合は9人)の共同生活の形で食事の支度や掃除、洗濯などの軽い作業をスタッフと一緒に行い一日中家庭的な雰囲気の中で生活を送ることで痴呆症状の進行を穏やかにし、一方で家庭介護の負担を軽減することにあります。
私の場合は掛かりつけの医師やケアマネージャーから「自宅介護をこれ以上続けていたら貴方ら夫婦も共倒れになりますよ」と言われて入居させましたが、少人数の中で馴染みが出来て本人も穏やかに生活しているので家族も安心です。
大規模な施設で画一的なケアを受けていると、自己が失われていくような不安を感じるものなのだそうです。グループホームは普通の生活を送ることができる家庭に近い環境なのでその点は本人も家族も安心しています。
私自身もいつか(いつだ?)痴呆になったら入るつもりです。
さんらく亭@甲子園