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[No.15605] 岩波新書から 投稿者:   投稿日:2010/08/08(Sun) 10:52
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> グールトはベルリンの壁が崩壊したのを見て、ドイツは統一されるだろう、しかし、ドイツはEC統合に熱心でなくなるだろう。それはECの将来によくないことだから、ドイツ統一の動きにブレーキをかけようとしたのである。

当時のことは日本にいた私は
ヨーロッパの各国の政治指導者の気持ちはなかなかわからなかったのですが
「笹本駿二:ベルリンの壁崩れる、岩波新書124」
にも同様のことが書かれてあります。

すなわち
ミッテランもドイツが統一されたら、ドイツはEC統合に熱心でなくなることを
恐れてひそかに動いたのですが、ゴルバチョフから支持してもらえなかった。
サッチャーもドイツ統一より先にEC統合だと思っていたのですが
ヨーロッパは統合の手順ではなかなか足並みがそろわぬうちに
ドイツ統一のほうが先に進んでしまった。
はじめはサッチャーも「コールはぼんくら」説を信じていたようですが
統一に向かってしたたかに確実に実績を上げていったコールを見て
自分の見込み違いに気がついたようです。

コールにしてみたら人生の一大仕事にぶつかったので全力を挙げて
成功させたのでしょう。その結果世界史に名を残すことができたわけです。
統一後のドイツ国民の(旧西独、旧東独)それぞれの不満があって、コールは権力の座から
追われましたが、彼の業績は不滅でしょう。


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