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[No.14607] フェルメール展 投稿者:男爵  投稿日:2011/05/22(Sun) 08:18
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フェルメール展
画像サイズ: 975×816 (93kB)
渋谷のフェルメール展
地理学者
本日までです。

実はこのあと愛知県で開催されます。
 シュテーデル美術館所蔵 フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展
 会期:平成23年6月11日[土]−8月28日[日]
 会場:豊田市美術館

私はフランクフルトで見たのですが
昨日の渋谷での展示会場は
フランクフルトのシュテーデル美術館の観客の20〜30倍でした。


[No.14608] Re: フェルメール展 投稿者:男爵  投稿日:2011/05/22(Sun) 08:30
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Re: フェルメール展
画像サイズ: 911×722 (92kB)
フランクフルトのシュテーデル美術館には
ゲーテの絵を見に行ったのですが
フェルメールの地理学者の絵もあったのです。

さて
渋谷での絵には
静物画とくにその中に描かれている蝶に
ひかれました。

この絵の中には下にモンシロチョウが描かれていますが
上のほうには別の蝶が描かれてあります。

どうやらこれはクモマツマキチョウのようです。
http://butterfly.sakura.ne.jp/imagefolder/kumotuki/kumotuki_list.html
クモマツマキチョウは日本では長野県の高山にしかいない高山蝶ですが
ヨーロッパには平地にも飛んでいます。


[No.14609] Re: フェルメール展 投稿者:   投稿日:2011/05/22(Sun) 22:16
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  男爵さん、みなさん、こんばんは。

> フランクフルトのシュテーデル美術館には
> ゲーテの絵を見に行ったのですが
> フェルメールの地理学者の絵もあったのです。
> さて
> 渋谷での絵には
> 静物画とくにその中に描かれている蝶に
> ひかれました。

この「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」はたしかに
看板に偽りはないのでしょうが、フェルメールがどうやら、一点というのはどうも
紋題のような気もします。かりに二、三点あったとしても、少ないと感じる人だって
いくらもあるでしょう。

> この絵の中には下にモンシロチョウが描かれていますが
> 上のほうには別の蝶が描かれてあります。
>
> どうやらこれはクモマツマキチョウのようです。
> http://butterfly.sakura.ne.jp/imagefolder/kumotuki/kumotuki_list.html
> クモマツマキチョウは日本では長野県の高山にしかいない高山蝶ですが
> ヨーロッパには平地にも飛んでいます。

 この絵を見て、蝶の種類までわかる男爵さんはえらい。あっしらにはマッタク分かりません。

 さて、展覧会をみていないあっしが色々云うのはオカシイのかも知れませんが、あっしにとっては、むしろオランダの静物画が、花や果物だけを描いておけばいいのに、なぜ、昆虫まで描き込まなければらないのか。これもフシギです。(@_@;)

 というのは他の静物画でも、トンボやカタツムリなどを描きこんでいるのです。静物画の背景に、草原や山などは出てこないので、たぶんこれらの作品は室内で制作されたものだと思います。

 ヒドイのは、皿の上に置かれたナイフの上に蝶がべったり張り付いている絵です。これなども、自然に反していて、作為がみえみえです。あっしは、こんな光景は一度も見たことがありません。

 それから、男爵さんにお願いなのですが、この絵の作者名や作品名が書いてありませんが、本などとと同じように、この会議室の読者は、その作者名や作品名も知りたいはずです。前にもたまに、書いてないことがありましたが…。(*^_^*)

 レスを付ける場合も、これらを知っていた方がつけやすいのでは。上の場合はあっしが、必死になって(*^_^*)調べて分かったので、ケッコウです。

 作者はたぶん、アブラハム・ミフノンで、作品名は「合金盆の上の果物とワイングラス」だと思います。


[No.14610] Re: フェルメール展 投稿者:   投稿日:2011/05/23(Mon) 06:31
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Re: フェルメール展
画像サイズ: 628×755 (49kB)
唐辛子 紋次郎さん、みなさん、こんにちは。

> > 静物画とくにその中に描かれている蝶に
> > ひかれました。

> この「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」はたしかに
> 看板に偽りはないのでしょうが、フェルメールがどうやら、一点というのはどうも
> 紋題のような気もします。

フランクフルトのシュテーデル美術館にはフェルメールの絵は地理学者だけ。
ルーブル美術館には天文学者がある。
どうやらシュテーデル美術館の改築を利用して、日本に持ってきて
外貨を稼ぐという目的もあったようです。
渋谷の後は愛知県の豊田市で展示されます。

>  さて、展覧会をみていないあっしが色々云うのはオカシイのかも知れませんが、あっしにとっては、むしろオランダの静物画が、花や果物だけを描いておけばいいのに、なぜ、昆虫まで描き込まなければらないのか。これもフシギです。(@_@;)

>  ヒドイのは、皿の上に置かれたナイフの上に蝶がべったり張り付いている絵です。これなども、自然に反していて、作為がみえみえです。あっしは、こんな光景は一度も見たことがありません。

そのとおりで
自然観察していれば蝶は花にとまるのに
不自然なところにとまっています。

>  作者はたぶん、アブラハム・ミフノンで、作品名は「合金盆の上の果物とワイングラス」だと思います。

ピンポ〜ン
さすがは唐辛子 紋次郎さん。
手元の絵ハガキを見ると、そうなっていました。

ところで
日本ではたいてい美術館で絵の撮影は禁止ですが
外国では撮影できるところが多いです。
フランクフルトの美術館にはゲーテの絵を見に行ったのですが
(ついでに)フェルメールの地理学者も見ることができました。
これはフランクフルトで写してきた写真です。


[No.14612] Re: フェルメール展 投稿者:   投稿日:2011/05/23(Mon) 10:57
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 男爵さん、みなさん、こんにちは。

たしかにフェルメールの場合、作品が各国各都市に分散
していて、これを一堂に集めてということは至難の業の
ようですね。

 オランダ一国に限っても、「真珠の耳飾りの少女」と「牛乳を
注ぐ女」を一度に見ようと思えば、電車に乗ってハーグから
アムステルダムへ回らなければならない。ヒマと金のある人
でもなければ、ベルリン、フランクフルトへ行ったり、ハーグから、
アムスへ行ったり、ワシントンやパリ、ロンドンへ飛んだりできる
わけではありません。

 また、何年かをかけて全点踏破でもやろうと思えば、その間
には、そのうちの何点かは盗難☆に遭うかもしれない。こういうひと
は滅多にいないはずだからそれほど心配することもないでしょうが
…。(*^_^*)また、作品が所蔵者の手を離れて外国旅行している
場合も多い。

 ☆ 特にかれの場合は盗難、略奪でも有名なわけですから…。 

 色々な事情で無理とは思いますが、あっしは渋谷で「地理学者」
一点だけを見ても、あまり意味があるようには思えないのです。

 ところで、こういう書斎の学者を扱った絵は、とくにバラバラでは
マッタク意味がないように思います。鑑賞者の立場から云えば、
地理学者と天文学者は並べておくべきです。パリとフランクフルト
では離れ過ぎです。(*^_^*)

 この手の絵は、フェルメールのほかにもレンブラントやその弟子なども手掛けているようですね。いわば、この時代の流行だったのでは。そして、学者のそばに置かれた小物、まっ、早くいえば商売道具ですが、これを子細に見ればこうした学者が、当時どんなものを使って研究していたかが分かって、専門の人にもきっと面白いのでしょうね。

 また「地理学者」や「天文学者]の着ている綿入れのようなのも、当時の学者の間で人気の衣装だったとか。

 ところで「モナリザ」ではありませんが、「地理学者」の絵も非常に小さくて、長辺がたったの52センチしかないそうですね。


[No.14613] Re: フェルメール展 投稿者:男爵  投稿日:2011/05/23(Mon) 11:09
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唐辛子 紋次郎さん、みなさん、こんにちは。

>  学者のそばに置かれた小物、まっ、早くいえば商売道具ですが、これを子細に見ればこうした学者が、当時どんなものを使って研究していたかが分かって、専門の人にもきっと面白いのでしょうね。

当時の地球儀や地理学者が手にもっているコンパス(デバイダー)の説明は
会場で丁寧にされ、関連展示(九州の博物館所蔵)もありました。
それは見る価値がありましたね。

>  また「地理学者」や「天文学者]の着ている綿入れのようなのも、当時の学者の間で人気の衣装だったとか。

当時の人気な日本の着物スタイルを取り入れたようです。
私がみちのくに来た時
学生が寮に入っていて
彼らの日常の冬の服装として
綿入れ半纏のようなものを着ていましたが
それは当地の言葉で「ドンブク」というのですが
まさにこのドンブクを地理学者の絵から連想しました。


[No.14620] Re: フェルメール展 投稿者:   投稿日:2011/05/25(Wed) 11:45
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> >  また「地理学者」や「天文学者]の着ている綿入れのようなのも、当時の学者の間で人気の衣装だったとか。
>
> 当時の人気な日本の着物スタイルを取り入れたようです。
> 私がみちのくに来た時
> 学生が寮に入っていて
> 彼らの日常の冬の服装として
> 綿入れ半纏のようなものを着ていましたが
> それは当地の言葉で「ドンブク」というのですが
> まさにこのドンブクを地理学者の絵から連想しました。

フェルメールは17世紀の人。欧州での日本ブームは19世紀のものが有名です。たしかに17,18世紀にもそうしたものはありましたが、それはシノワズーリー(中華趣味)の一環としての、ブームではなかったでしょうかね。

 「地理学者」、「天文学者」は、17世紀の後半に描かれています。当時のブームは東洋趣味といった程度ではなかったか、そんな気がします。その当時の人には中国も日本も一緒くたではなかったか、そんな疑紋も湧いてきます。

 偽オランダ人こと、シーボルトがオランダに『帰った』のは1830年、19世紀です。かれが帰国後、著した「日本」は欧州に日本ブームを起こしたように思います。

 ライデンの、シーボルト博物館の日本コレクションは多岐にわたっています。かれは飼い犬にまで、サクラという日本語の名を付けていました。たしか館内にその剥製があったような。←あやふや。

 もちろん、以上の書き込みは、1シロートの感想ですが…。(*^_^*)

 


[No.14611] Re: フェルメール展 投稿者:男爵  投稿日:2011/05/23(Mon) 10:09
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Re: フェルメール展
画像サイズ: 732×616 (55kB)
> > どうやらこれはクモマツマキチョウのようです。
> > http://butterfly.sakura.ne.jp/imagefolder/kumotuki/kumotuki_list.html

>  この絵を見て、蝶の種類までわかる男爵さんはえらい。あっしらにはマッタク分かりません。

>  それから、男爵さんにお願いなのですが、この絵の作者名や作品名が書いてありませんが、本などとと同じように、この会議室の読者は、その作者名や作品名も知りたいはずです。前にもたまに、書いてないことがありましたが…。(*^_^*)

>  レスを付ける場合も、これらを知っていた方がつけやすいのでは。

唐辛子 紋次郎さんの指摘はごもっともなんですが
そういうことを心がけると
一層ここに書き込みすることは躊躇される方がいらっしゃるのではないでしょうか。
 という私も虫マニアで、蝶の詳しい名前をあまり出すのはまずい面もあるのですが。
きちんと書くためるには、十分な調査が必要となり、気軽に書くことから遠くなるということもあると思います。

ここはメロウ倶楽部の会員だけでなく
広く書き込みしていただきたいのです。
気がるにどしどしと。

どうしたら
世界の多くの新しい方々の書き込みが増えるのでしょうか。

さて話は変わって
フランクフルトのシュテーデル美術館に
このゲーテの絵を見に行ったのでした。