[No.14612]
Re: フェルメール展
投稿者:
投稿日:2011/05/23(Mon) 10:57
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男爵さん、みなさん、こんにちは。
たしかにフェルメールの場合、作品が各国各都市に分散
していて、これを一堂に集めてということは至難の業の
ようですね。
オランダ一国に限っても、「真珠の耳飾りの少女」と「牛乳を
注ぐ女」を一度に見ようと思えば、電車に乗ってハーグから
アムステルダムへ回らなければならない。ヒマと金のある人
でもなければ、ベルリン、フランクフルトへ行ったり、ハーグから、
アムスへ行ったり、ワシントンやパリ、ロンドンへ飛んだりできる
わけではありません。
また、何年かをかけて全点踏破でもやろうと思えば、その間
には、そのうちの何点かは盗難☆に遭うかもしれない。こういうひと
は滅多にいないはずだからそれほど心配することもないでしょうが
…。(*^_^*)また、作品が所蔵者の手を離れて外国旅行している
場合も多い。
☆ 特にかれの場合は盗難、略奪でも有名なわけですから…。
色々な事情で無理とは思いますが、あっしは渋谷で「地理学者」
一点だけを見ても、あまり意味があるようには思えないのです。
ところで、こういう書斎の学者を扱った絵は、とくにバラバラでは
マッタク意味がないように思います。鑑賞者の立場から云えば、
地理学者と天文学者は並べておくべきです。パリとフランクフルト
では離れ過ぎです。(*^_^*)
この手の絵は、フェルメールのほかにもレンブラントやその弟子なども手掛けているようですね。いわば、この時代の流行だったのでは。そして、学者のそばに置かれた小物、まっ、早くいえば商売道具ですが、これを子細に見ればこうした学者が、当時どんなものを使って研究していたかが分かって、専門の人にもきっと面白いのでしょうね。
また「地理学者」や「天文学者]の着ている綿入れのようなのも、当時の学者の間で人気の衣装だったとか。
ところで「モナリザ」ではありませんが、「地理学者」の絵も非常に小さくて、長辺がたったの52センチしかないそうですね。