大正の部屋  ー温故知新ー 
[新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

[No.1296] Re: ヒマツブシ(俺の戦争 其の2) 投稿者:   投稿日:2010/09/09(Thu) 22:07
[関連記事

BUP先輩、ヒマツブシを毎回とっても興味・関心をもって読ませて頂いており
少年時代、熱血愛国少年で少年飛行兵の試験を受けるために 5桁の数字がパッパッパッ
と出るのを覚えたり、両手両足を使っての器機操作など練習に通っていた者です。
生まれは昭和7年9月11日 上記は小学校5、6年の担当の先生が 生徒に吉田松陰の
思想・行動をひたすら殉国と安易に教えた結果です。げに教育の影響・効果は恐ろしき
かなです。

倶楽部の名簿には 貴兄の生年月日の記入が無く、確か大正の最後15年(昭和元年)
だと推定しており、7歳年上と思っておりますが、、、

さて前回の発言の下記引用
>第二南遣艦隊の根拠地セレベス島のマカッサルに空路、到着したのが昭和17年8月のことであります。
私は西宮小学校4年、満10歳になる寸前です。年の差は7年?です。
また(その2)の下記引用
>さて、帝国海軍は昭和17年(1942年)6月のミッドウエイ海戦で主力空母4隻とその艦載>機を一挙に失い、それに代り豪北(豪州の北の意味)の島々に滑走路一本の航空基地を>設営、作戦の継続>を余儀なくされました。
>其の全てを、17歳になる直前の俺にやらせたのですから、帝国海軍の考え方が、今もっ>て俺には・・・ワカリマセン。

「俺は」 云々での書き方 とっても親しみをもって読ませて頂いています。また ございますと丁寧な文章で感心させられています。 
戦況の把握や、地域の軍隊の配置などのお詳しいのには驚かされます。
「17歳になる直前」は、満年齢でしょうか?

> 「伏見博英海軍大尉ケンダリー発マサッカル行きの飛行機に搭乗中、昭和18年8月21日に撃墜されて戦死」(数少ない皇族の戦死者の一人で、検索で沢山出てきます)迄は・・・。

これは翌年、私メ5年生の満11歳になる一ヶ月前です。
愛国少年の私は、同学年の者の中で 地理が得意、特に南方戦線に我が軍が展開する
地域、島々は殆ど頭に入っておりました。

その後 内地の19年、20年の爆撃は、殆どがB29 一トン爆弾か 焼夷弾でした。
わが家は阪急電車 夙川、通ってたのは旧制兵庫県立芦屋中学でした。
家は阪急の線路に等間隔で落とされる1トン爆弾の為、壁が落ち 至近家屋まで焼夷弾
で延焼、おまけに警戒警報(空襲警報で無く)で学校から近道で1間道路 溜池横の
道路で機銃掃射にあい(敵さんの顔が見えました)、道の端から池にパッパッパッと銃弾が、、長屋が並んだ側に蹲り 反対から撃って来た 残り弾で遊びの敵が旋回して来れば丸見えで死んでたでしょう。川原を通った仲間が沢山撃たれて死にました。

で、何んと昭和20年6月 縁故疎開で石川県金沢近郊の松任町へ疎開しました。

ちょっと時期や生々し体験など ずれた話を長々と 述べ申し訳ありません。
先の戦争は比較すれば前線・戦地センチの兵隊さんの方が大変な被害、死傷者が出ましたが、内地の都会暮らしの者たちも 沖縄・広島・長崎、例えば3月10日の東京のように激甚なる被害に会い、戦後の暮らしも餓死寸前と大変だった その代表的人間の一人だと思っています。

ヒマツブシ 今後とも大いに期待しています。



> 任務終了すれば、後は用は御座いませんので、マカッサル市街地の「宿舎」に帰ります。
> 其の用と言うのが、アマリ無いのです、一週間に、二、三度しか御座いませんので、アトはヒマ、宿舎でゴロゴロして遊んでました。
>
> 其の零式輸送機には俺の親友が乗ってました。
> 其の当時の、俺のコールサインはカタカナの「ヤンラ」、離陸して間もなく、正常に離陸マカッサルに向かうと連絡があり、ノンビリと受信機の前に座ってました。
> 突然「ヤンラ ヤンラ ・・・」と呼ぶモールス符号が聴こえて、後は何の連絡もなく通信が途絶しました。
> その時、敵機B-24に遭遇したのです。
> 到着予定時間になっても、着陸して来る気配はなく、日が暮れました。
> 翌日になり、撃墜されたとの連絡が、陸上捜索部隊より入りました。
> 根拠地隊の司令部より参謀が、俺の仕事場に来て、怒鳴り散らして帰りました。
> 俺の運命は、此処に極まり、間もなく、南西方面艦隊、航空輸送部への移動の命令を受けました。
> 敵機がウヨウヨ飛んでいる、珊瑚海、ニューギニアへの飛ぶ、ボロ輸送機の搭乗員にされてしまいました。(邪魔だから早く死ねとの命令と受け止めました)
> 輸送経路図の画像を載せました。
> こんな仕事を終戦までやらされていたのです。
>
> 本当は、マカッサルでの楽しかった”戦場のクリスマス”のオハナシでも書こうと思いましたが、暑さが急に緩んで涼しい風が吹き込んできましたので、こんなつまらないハナシになってしまいました。
> 次は、彼女と一緒に防空壕に入ったお話でも・・・。
> 突然、話題が変わり申し訳け御座いませんがぁ、オランダ語で、 Ik hou van jou.(イック ハウ ファン ヤウ)の意味、此の年になるまで知らなかったのです。
> 此の”イック ハウ ファン ヤウ”って言葉が俺の脳の片隅に65年間くらい眠ってましたが、先日、フト思いだして Google で検索したんです。
> あの時知ってればなぁ〜・・・、運命が変わっていたカモネ。
> 長いヒマツブシで失礼を致しました。 


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ※必須
文字色
書込暗証番号(必須 半角で7080を入力)
Eメール(必須 非公開を推奨) 公開   非公開
タイトル sage
URL
メッセージ  手動改行 強制改行 図表モード
画像File (←100kB程度まで)
暗証キー (英数字で8文字以内)
プレビュー   

- 以下のフォームから自分の投稿記事を削除することができます -
- 自分の投稿記事に返信(レス)が付いている場合は削除をご遠慮ください -

処理 記事No 暗証キー