悠々世代 
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[No.324] Re: 命の大切(3)の修正版 投稿者:   投稿日:2007/09/07(Fri) 09:09
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旧軍人の手記「レイテ島戦不参の記」の翻訳の栄に、図らずも浴しました。
伝承館に掲載されていますが、「Memoirs of No Battle at Leyte Island」です。
英字新聞がまともに読めない、軍隊経験もない自分が、作者の意に出来るだけ忠実にと全力で直訳したものです。他の方と共に、国連機構・WSAに今年度版としてエントリーされるそうです。原文と共に、一度ご覧になってください。

 作者の語らんとされる意を、私なりに要約してみます。

・ルソン島からレイテ島までの海上700kmの移動は大変な作業であった。大本営にとっては将棋の一駒を進めたのかも知れないが・・・。ついに、無念にも参戦が出来なかった作者の悲痛な思いが語られてある。
・衛生一等兵として、レイテ島の手前セブ島の北端まで数ヶ月を要し、やっとの思いでたどり着き、既に米軍に占拠されたレイテ島に向かうべく、舟の現われるのを待っていた。「衛生兵はいないか」の声を聞き駆けつけてみると、雲の上の人・師団長・中将閣下と参謀長・大佐殿が貫通銃創で負傷している。医療具を持たない軍医・大佐殿の命を受け手当てをした。閣下殿の「痛さのわめき」には参った。治療後、小屋の出口で濡れた百円札が沢山乾されていたのには驚いたとある。
・師団長閣下と崇めていた雲の人の、余りの不甲斐なさに驚いた。沢山の玉砕した戦友を思うと・・・。隠れた歴史の1頁を目撃したと結んでいる。

ではまた。


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