ご当地の知られざる名物
[新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

[No.113] 老舗だらけのわが街・佐倉〜6 投稿者:   投稿日:2009/12/23(Wed) 22:35
[関連記事

老舗だらけのわが街・佐倉〜6
画像サイズ: 383×510 (56kB)
今回は佐倉茶の「小川園」である。明治ご維新はたしかによい面も多かったろうが、武士の大量失業は各藩の一大事であったことも見逃せない。当佐倉藩でも盛んな起業が行なわれたが、茶業もその一つだった。

 小川園さんのパンフレットにも、重臣の倉次 亨(クラナミトオル)と云うものが、茶の栽培を始めたことが書かれている。22人の同志が、佐倉同協社という会社をつくった。

 その後絶え間のない研究の結果、明治8年には初めての茶摘を行い、46貫目もの収穫を上げることができた。事業は順調に進み、翌9年には早くもアメリカのニューヨークへ輸出するまでになった。

 茶畑も次第に拡張し、一時は総面積180ヘクタール、収量1200トンという驚異的な数字を記録している。☆

 同協社によるこの事業は大正の9年までつづき、この時点で解散した。小川園は初代の小川長太郎氏が、この佐倉茶の伝統を引き継ぎ、明治45年に創業。今日に至っている。なお、現社長は3代目の勝寛氏である。

 店舗は最初、佐倉市の新町につくり、平成の4年になって、本社を城内町に移転した。店舗数は、本店を除き7店舗を数える。また、本店と同じ場所に「うぃんける佐倉★」、商品センターがある。

製茶は現在、他に委託しているが、佐倉茶の発祥地、同市飯野町にある自社の所有する茶畑で、伝統ある佐倉茶の復活をめざして、独自に栽培を始めている。 

 ★ここでは、お茶に限らず、佐倉の名産品を自由に買い求めることができる。 

   写真は、新町にある小川園、本店の社屋である。

 ☆ この項、主として「佐倉市郷土の先覚者 倉次 亨」を参照。


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 返信フォーム (この記事に返信する場合は下記フォームから投稿して下さい)
おなまえ※必須
文字色
書込暗証番号(必須 半角で7080を入力)
Eメール 公開または未記入   非公開
タイトル sage
URL
メッセージ  手動改行 強制改行 図表モード
画像File (←100kB程度まで)
暗証キー (英数字で8文字以内)
プレビュー   

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
- 自分の投稿記事に返信(レス)が付いている場合は修正・削除をご遠慮ください -

処理 記事No 暗証キー