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[No.7762]
トランプ・とらんぷ・TRUMP
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/11/23(Wed) 11:46
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トランプは子供の頃、よくやった。その頃は『トランプ』が普通で、『カード』をやろう、など云う子は一人もいなかった。後年、西洋の画集などを見たりするようになって、初めてああいう遊びをカード遊びと云うのだと知った。
ちなみに、印象派の画家、ポール・セザンヌに「カード遊びをする人々」という画が何枚かあり、中でもパリのオルセーにあるのが有名だ。
アメリカの作家、マーク・トゥエインに「赤毛布外遊記」というのがあるのをご存じだろうか。文庫で3巻になっている。かれが30代の頃の作品で、かれは新大陸の代表として旧大陸を旅し、得意の毒舌を駆使して、旧大陸を縦横に切りまくる趣向になっている。
アメリカ人からすれば、小気味よい作品に見えるのかもしれないが、ヨーロッパ人や、親ヨーロッパ派にとっては、あまり後味のいいものではないかも知れない。
ところで、なぜこんなことを書くかと云えば、きょう久しぶりに、鴎外の「椋鳥通信(中)」を眺めていたら、その1910年8月6日発の項に、こんなことが書いてあった。ハイデルベルクにトゥエインの銅像が建つというニュースの紹介で、そこには建てた理由が『外国放浪記』の縁である、という説明書きがある。
その『外国放浪記』というのが、英語でTramp abroad★となっている。例の21世紀の暴言王の方は、Trumpでスペルはちがうが、辞書のtrampの項に、類音として、trumpが取り上げられているところをみると、まんざら無関係とも思えない。
なお、tramp,trumpのほか、綴りの似たのにtrampleというのもある。このトランプルは最初のトランプと同じで、放浪すると云った意味であるらしい。それで、鴎外のにも、書名がTramp abroadになっていた。
一方、あっしの蔵書「赤毛布(あかゲットと読むーモンジロウ注)外遊記」の原題は、The Innocents Abroadとなっていて、両者は別の本のようだ。イノセンツは訳者浜田政二郎氏の説明によると、田舎紋のことらしい。ところが、田舎紋の見聞記にしては、辛辣過ぎてとても、へりくだっているとは思えない。むしろ、
高飛車と云っていい態度である。今の人なら、態度、でか〜い。というところか。そういえば、次期大統領トランプ氏も、態度はでかい。なこたあまあ、どうでもいいが、
わが国に、ひとを踏みつけにするという言い回しがあるが、trampには『踏みつける』と云う意味もあるようだ。こうなると、例のドナルドさんには、TrumpよりTrampの方がふさわしいかも。(*_*)
かりに、ドナルドさんをカードに例えれば、ふつーの長方形や丸型ではなく、ジグザグに折れ曲がった、変わり型カードになるのではないか。下記参照。
裏の絵柄も多種多様で、専門書をみると、つい時間を忘れて、いつまでも飽きずに、食い入るように眺めてしまう。
また、プロの使い手によるカード・フラリッシュやカスケード、立体的な、積み木に似たカード・キャッスル。ただし、キャッスルと云ったって、NYのど真ん中にある、トランプ・タワーとは大違いだ。(^_-)
えー、ここまで大分、トランプで遊びまくりましたが、辞書ではtrumpの近くに、trumpetというのがあります。これには、トランペットを吹くという意味がある。ここで注意をして頂きたいのは、トランプが吹く、のではなく、トランペットを吹くというちがいである。奴さんも、あの調子で吹きまくっていたら、その内いつか墓穴を掘り、最期の審判を知らせるラッパlast trumpetが嚠喨と鳴り渡り、あんたの出番も、はい、それま〜で〜よ、と成らないように。こころから危惧するものである。
https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/236x/aa/df/1d/aadf1d9ed846c9579569c0d119da8ba2.jpg
★この訳語は、「外国放浪記」となっている。
当稿は日本人を含む多くのガイコク人に、トランプがあたえた、いわゆるトランプショックとは無関係、というよりそのショックを和らげる効果を見込んで書いたものである。従って読後、そのショックが幾分でも和らげられれば、筆者としてはこれに勝る喜びはない。 終わり
[No.7761]
マーライオン
投稿者:男爵
投稿日:2016/11/17(Thu) 12:46
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[No.7760]
Re: ライという、けものがいた!
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/11/17(Thu) 11:05
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安房守さん、こんにちは。早速のコメント、有難うございます。<m(__)m>
あっしは読むのが遅いので、『犬が星見た-ロシア旅行』をふくめ、あまり本を読んでいません。彼女の略歴をみると、大正14年生まれにしちゃあ、ケッコウ海外へ行ってますね。ロシア、北欧、ドイツと方々へ行ってます。ところで、
むかしは、シベリア鉄道と云うのが、若いひとには特に人気でしたね。でも、いざ決行となると、そうとう大変だったようです。あれだと、海路よりだいぶ安くで、ヨーロッパなどにも行かれたのでしょうね。
[No.7759]
Re: ライという、けものがいた!
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/11/17(Thu) 10:37
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男爵さん、みなさん、こんにちは。
お馴染みの店がビルの中。ではないんです。再開発のために今まで建っていた古いビルをノックダウンし、一時空き地になっていたところへテントを張って、商売をしているのです。従って新築工事が始まれば、テントは取り払われるのです。
夫の泰淳が1976年に他界。「遊覧日記」はそれからしばらくして刊行されたので、ここに出て来る話は今から30年くらい前のことになります。そのころ、ビルの中に屋台村などはなかったのでは。
どうも、あっしは相変わらず文章が下手くそで、よくこういうことになる。大いに反省しなければ。
ところで、シンガポール。むかしは新嘉坡とか星港とか書きました。2か月くらい前、下の子の一家が旅行したと云って、マーライオンの絵のついている、お土産のお菓子を呉れました。
写真で見ると、マーライオンというのは、そうとう大きなものなんですね。(@_@;)
[No.7758]
Re: ライという、けものがいた!
投稿者:安房守
投稿日:2016/11/17(Thu) 09:19
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武田百合子と言えば、大昔、「犬が星見た」を夢中で読んでシベリア鉄道を夢見たことがありました。
[No.7757]
Re: ライという、けものがいた!
投稿者:男爵
投稿日:2016/11/17(Thu) 04:57
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[No.7756]
ライという、けものがいた!
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/11/16(Wed) 23:40
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[No.7755]
とっぴんぱらりの続き
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2016/11/12(Sat) 00:29
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> 『締めことば』とかいうのがあるようですが、この方では、日本が一番豊富のように思うのですが…。西洋のなどはあまり、バラエティーがないように思います。じつは西洋のは、あまり良くは知らないのですが、日本のでは、あっしの調べたのだけですが、こんなのがありました。
と書いて置きながら、西洋のにマッタク触れていないのも片手落ちだとは思いながら、あっしなりに多忙だったため、大分遅れてしまったが、今日になってやっと書庫から、それらしき本を探し出した。
前に一度読んだはずだった。神田神保町で古くから古書店を営む大久保書店で購入した。しかも本の奥付きに『日本童話會』の朱印が押してある。童話會というのは、まだ存続しているのだろうか。また、なぜその蔵書を手放したのだろうか。
なこたあまあ、どうでもいいのだが、発行所の岩崎美術社は、良書をよく出すので有名である。
この書店は、とくに民俗学に力を入れているようで、同書は80巻ある、民俗民双書の第44巻目にあたる。その方面の権威と思われる三原幸久と云う人が書いている。巻末にはグリムとスペイン民族の昔話を比較対照した表までついている。
この書をぱらからやっていたら、そこにスペイン民族の昔話の形式という章があった。日本の場合のように、呪文のようなものは出てこないが、短いのでは、さあ話はおしまい、なんてのが多いが、日本のように、クラック・クリックで話は終わった、なんてのもあることはある。
そのほか、みんなはしあわせで/うづらを食べた/わたしには/鼻先に骨をつきつけてくれただの、わたしも行って帰ったがわたしには何もくれなかっただのという、僻みっぽいのもある。なかには、幸福の手紙のように、この話をわたしから聞いた人は、わたしに何か話しておくれ、とかいって、聞いていたものに、話を強要(^^♪するものまである。
さらに詳しく知りたい向きは、直接同書に当たられるようにお願いする。違う眼で見ればまた、新しい発見があるやも知れぬ。 終わり
[No.7754]
Re: 我孫子よいとこ
投稿者:GRUE
投稿日:2016/11/07(Mon) 09:24
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KANCHAN、みなさん、おはようございます。
我孫子市に、国際交流協会(AIRA)という組織があるとは知りませんでした。
国際化は確実に進行しているんですね。
つくば市は1960年代の創立時から国際化は重点でして、いまでは外国人
は日常の存在です。
夏祭りなどでは、滞在外国人だけのコーナーができますが、いくつあるのか。
色々な国の食べ物が味わえます。
外国人も、日本の文化、風俗、食べ物など楽しんでいるようです。
少子化が急速に進んでいて、いずれ外国人の手を借りなければやっていけない
かもしれないと思うところがあります。
[No.7753]
我孫子よいとこ
投稿者:KANCHAN
投稿日:2016/11/07(Mon) 08:14
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