[No.457]
山椒大夫
投稿者:男爵
投稿日:2011/12/06(Tue) 06:42
[関連記事] |
越後の春日から今津へ向かう道を旅する
三十すぎの母親と二人の子ども。
一行は筑紫へ流されたまま帰らない父を心配して訪ねていく途中である。
その日の宿を探そうと、通りかかった潮汲女に尋ねると
このあたりは最近人買いが横行しているので、旅人に宿を貸してはいけない掟になっているという。
しかたなく彼らは河原で野宿することにした。
そして親切そうな悪人の山椒大夫にだまされ
親不知子不知の難所をさけて海路を選ぶことにして二つの船に別れて乗った親子。
母の船は佐渡へ、安寿と厨子王の船は丹後へ向かうのだった。
この森鴎外の小説の舞台である
直江津の海岸を散歩していたとき、説明板を目にしたのでした。
直江津には林芙美子の放浪記の継続だんごの店を見に行ったときのこと。