[No.169]
Re: あゝ洞爺丸
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/11(Wed) 20:17
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昴さん
> 1000人を超える犠牲者を出した洞爺丸事故と岩内の大火の実話を基に水上勉
> が書いた小説「飢餓海峡」をスリラー仕立てに映画化したのが内田吐夢監督。
私は映画は見なかったのですが
原作は読みました。
岩内は火事の多いところで、このときだけでなく
何度か火事に遭っていると思います。
> 殺人事件の犯人を追う老刑事に伴淳三郎、犯人を慕う岩内の娼婦が左幸子、
> 主役は三国連太郎。3時間に及ぶ映画のラストシーンが見事でした。
娼婦・杉戸八重は、一夜を共にした犬飼と名乗る客から、思いがけない大金をもらい
悲惨な境涯から抜け出すことになる。
恩人と感じた八重は、犬飼を追跡する弓坂刑事が大湊に現れて八重を尋問するが、犬飼をかばって何も話さなかった。
そこで終われば、その後はなにも事件は起きなかったのだが
10年後、八重はふと目にした新聞の紙面で発見をする。
舞鶴で食品会社を経営する事業家・樽見京一郎なる人物が、刑余者の更生事業資金に3000万円を寄贈した。
その男の樽見の写真には、恩人・犬飼の面影があった。
そして、八重は恩人に会いに舞鶴に行ったため悲劇が起きる。
伴淳三郎は、この「飢餓海峡」の老刑事の演技で毎日映画コンクール男優助演賞を受賞しました。
あの渥美清は、伴淳三郎が政治的に動いて裏工作をするから嫌いで、悪口を本に書いていました。
渥美清は森繁久弥は尊敬していました。