[No.362]
Re: 映画の中の酒「居酒屋兆治」
投稿者:さんらく亭
投稿日:2013/09/23(Mon) 15:49
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安房守さん
> 居酒屋兆治(だったかな?)って映画で高倉健演じる居酒屋の親父が店を閉めると、
> 冷や酒を一升瓶からコップに半分だけ注いで飲むシーンが印象的でした。
> 暫く、真似したりして・・・
なにしろ居酒屋ですから呑む場面は満載でしたね(^_-)/ 私も賑やかな酒飲みシーンよりも最初のころのシーンで兆治の女房(加藤登紀子)がカウンター越しに客の池部良に亭主のことを愚痴る場面が心に残っています。ほんの短いシーンでしたが。
山口瞳原作「居酒屋兆治」を読んだとき映画化するなら女(さよ)は大原麗子だ!と直感しましたが兆治は誰が良いか思い浮かばず映画化が発表されて兆治は高倉健と知って「あっ!」と意表を衝かれました。
原作ではJR南武線の「谷保(やほ)」駅近くなので私には高倉健のイメージが全然湧かなかったわけです。映画では降旗康男監督で場所は函館港の海岸倉庫の近くの飲み屋街です。降旗・高倉健の名コンビならやっぱり雄大な北海道でないといけません
この映画の見所は多いなかでいちばん胸に残るのはあるとき初恋の「さよ」が突然兆治の店に現れて吃驚し後ろ向きで串焼きを焼きながら会話をしていて、フト振り向いたら姿が消えてる(;_;)慌てて店を飛び出して土砂降りの中を海岸倉庫あたりまで走って探し回るが行き違いで見つけられない(観客には両人の互いの位置が分かる)。この擦れ違い場面が実に印象的です。原作では谷保駅前の交差点や踏切ですからスケールが全然違います。まだまだナンボでもありますがこの辺でゴメンなさい