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[No.616] 下町の太陽 投稿者:男爵  投稿日:2013/10/18(Fri) 17:09
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下町の太陽

山田洋次監督の2作目の作品。 1963年  松竹
主演の倍賞千恵子が題名と同タイトルの主題歌を歌い、大ヒットとなった。
東京都墨田区の京成線の京成曳舟駅および東武線の曳舟駅付近にあった資生堂の石鹸工場とその周辺が舞台となっている。

ヒロイン寺島町子は、二十歳を少し過ぎたぐらい。
ある化粧品会社の東京下町にある石鹸工場で女工をしている。

町子は、同じ工場の事務職員の毛利道男とつきあっている。
毛利はこの会社の正社員になって、都心の本社に勤務することを目指して、社員試験の勉強に励んでいる。
そして、正社員になったときは、町子と結婚し、下町を抜け出して郊外の公団の団地に住みたいと考えている。(郊外の公団住宅に住むことは、若い人たちの夢だった)

町子は、自分の家から工場まで電車通勤をしているが、車内でいつも町子のことをジロジロ見ている数人の若者たちがいた。
町子の工場と同じ町にある鉄工所の工員たちである。
その一人北良介から強引に「つきあってくれ」と頼まれるが、町子は断る。

町子の家は、長屋や木造住宅の密集した街にある。近所の人はみんな貧しいが、人の好い人ばかりである。家族は、父、祖母、弟二人と町子の五人家族で母はいない。あるとき、下の弟で中学生の健二が鉄道模型の万引き事件を起こす。母代りの町子は思い悩み、恋人の毛利に健二と話をしてみてくれないかと頼むが、社員試験が近く勉強をしなければならないので、と断られる。町子は、健二が北良介とよく遊ぶことがあると聞き、勤め先の鉄工所で北と話をする。北は「あいつは悪い子ではなくいい奴だ」という。

映画では
町子は荒川土手に面した京成電車の荒川駅(平成6年に駅名が八広駅に変わる)
から電車に乗り、。次の京成曳舟駅で降り、資生堂の向島工場に通っている。

工場から家に帰る町子が荒川駅を降りると、良介はあとをつけて
町子が荒川土手から町の方へ降りる階段を歩いていると
良介は階段の上から町子に声をかけ、友だちになってくれと頼む。
(あとをつけたり強引に交際を申し込むのは一種のストーカーみたいだが、熱心だし一貫して彼女や彼女の弟のことを考えている良介は、彼女から信頼されるようになりやがて彼女と結婚できることになる)
(ストーカーは相手の女性の幸せよりも自分のワガママを優先的に考える困りもの)

町子:倍賞千恵子
北良介:勝呂誉
毛利道男:早川保

毛利道男の父:加藤嘉

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E7%94%BA%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD

 倍賞千恵子/下町の太陽
http://www.youtube.com/watch?v=NFe0iyLO0vQ

   川本三郎:銀幕の東京 中公新書1477


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