シニアの生活情報室 
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[No.1064] 冷汗三斗 投稿者:紋句祐之介  投稿日:2016/01/08(Fri) 10:13
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表へ出るということは、やはり交通事故に遭う危険は増えると思う。私は、きのうチョット駅の方へ用事があって、出かけることになった。私らの集落から車道へ出るところには信号機がある。ここは大事なので、いつもそれなりの注意を払い、信号が青にならなければ、渡らないし、チカチカやっている時は、ゼッタイに渡ろうとしない。

 それほど慎重な私が、きのうはあわや交通事故に遭いそうになった。夕方の5時半ごろだった。目の前の信号が青に変わったので、普通の歩度で歩き始めた。いつもはまっすぐ前を見て歩くが、きのうは左右を確かめるというか、何となく右を見た。それから首を元の位置に戻した途端、私の目の前を猛スピードで通り抜けた車があった。

 乗用車は分かったが、あまりの速さで、車種だの詳しいことはマッタク分からなかった。もし、私が、もう一歩足を踏み出していたら、今この書き込みは出来なかったろう。いや、半歩でもアブナイ。相手は、だいたい、普通の神経の持ち主ではないのだ。

 近頃、よく感じることがある。たいていは若いものだが、意味もなく危険なこと、相手の困ることなどを平気な顏でやるのだ。

 先日、私が初日の出を撮ろうとカメラを構えた時、べつにそこが狭いわけでもないのに、わざと体をぶつける。おかげでカメラが上下動して撮りそこなってしまったが、何の謝罪のことばもない。どころか気が付くと、相手は行為中、こちらの顏をじっと窺っていた。

 いつか最寄り駅の階段で、後ろから降りて来た体格のいい男が、わざと前の男にぶつかりつつ、軽やかなリズムで降りて行ったのを覚えている。そのときの下り階段もガラガラで、ぶつかる必要はマッタクなかった。見ると、ぶつかり男は何事もなかったかのように、その後も平然と歩き続け、やがて姿が見えなくなった。この時も、私でなくってよかった、と冷や汗を流した。私だったら、間違いなく下まで転げ落ちて、大怪我をしていたことだろう。

 下手をすると、あの世行きになっていたかも知れない。


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