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[No.2908]
Re: 核商談
投稿者:Homo(オモ)
投稿日:2006/10/20(Fri) 20:10
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35斉さん こんばんは
> この葬られた法案は、一年後に再提案されるが、何故かこの時期が、
> 北の経済制裁で、中国の出番を促す時期に重なる。怪しい?此れこそ、
> 国際外交の裏の裏、ギブアンドテイクじゃなかろうか?
> それにしても中国、ソ連に捨てられた「みなしご金ちゃん」の運命や如何?
中国にとっての北朝鮮は、地政学的価値がきわめて大であり、戦略的資源(レアメタルなど)も豊富。そこで国家戦略方針として、
(1)テイク:現状(休戦ライン)を維持する。(できれば半島全体を勢力下におきたいが、テイク度が過ぎる。鴨緑江までの後退は悪夢)
(2)ギブ:北の体制は非核の親中国であれば可、「核の金ちゃん」体制である必要はない。(どころか核は邪魔)
とはいえ、現体制崩壊にともなう政治的、経済的な混乱・コストは最小にしなければならない。と、いうことでオリンピックまでの命だとか、いやエクスポだとか、いろいろオプションがあるようです。時期はともかく行先があるのでしょうか? 心配しております(?)。
Homo(オモ)
[No.2907]
Re: 核商談
投稿者:35斉
投稿日:2006/10/19(Thu) 21:57
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第二部でどうぞ、長ったらしくてすみません。
3: 北を突き動かすのは「何か?」
北の核問題について此れだけ国際信用を裏切っている実績を見ると、
全く正常な国際関係上から、問題を解く事は不可能です。そうすると、
裏情報から読み解いていかざるを得ない。
そこでこの一年間何か引き金になるもは無いか、検索すると「あった!」
つい最近、テポドン花火を打ち上げた直ぐ後の8月に北の高官は、
「我々は6者協議をやりたいんだ。そのネックになっているのが、ただ、
米国が金融制裁を加えているのが決定的な障害になっている」と強調した。
今までの協議拒否の理由に無かった「金融制裁」が表面に出てきました。
一つは麻薬・偽札・武器輸出等による不正なお金は、全て闇金融機関を、
通して金さんの秘密政策に吸い込まれている札束。
例えばマカオの銀行BDAが槍玉にあがって、北との取引を停止。
そのため国連駐在の次席大使は「BDAに凍結されている資金を、
解除してくれれば、6者協議に応じても良い」と泣き言を発表。
更に今回安保理の北朝鮮決議の基ずく日本・中国・韓国・ソ連・豪州・・・・と、
殆どの関係国が参加する、経済制裁は金体制の息の根を、
止める事は必定で、特に中国が米国とどんな取り決めをしたかで、
決定的に為り兼ねない。
話が飛ぶが,株仲間で何故中国元レートをアメリカは放置しているのか?と、
いつも話題になります。2005年輸出額7600億ドル,輸入額6600億ドル、
おまけに今日現在の外貨保有1兆ドルの中国に対して対中制裁法案、
(輸入品の一律27.5%報復関税シューマン法案)が提出を止めました。
兎も角べらぼうな中国元様様扱いです。7.9元/ドルをチョイト弄っただけで、
北の国家予算10年分くらいでてきます。
この葬られた法案は、一年後に再提案されるが、何故かこの時期が、
北の経済制裁で、中国の出番を促す時期に重なる。怪しい?此れこそ、
国際外交の裏の裏、ギブアンドテイクじゃなかろうか?
それにしても中国、ソ連に捨てられた「みなしご金ちゃん」の運命や如何?
35斉
[No.2906]
Re: 核商談
投稿者:35斉
投稿日:2006/10/19(Thu) 21:33
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Homoさん 今晩は
暫く留守にしていた間に、世界も日本の情勢も動きましたね。
> 北朝鮮の地下核実験の政治的・技術的な目的の達成度はどうだったのでしょう?
北の問題は前からの資料を繋ぎ合わせていくと、何とか読めそうですが、如何でしょうか?
北朝鮮に関する沢山の情報を時系列で追ってみました。
こんな事はお暇なおせっかい爺にもってこいの仕事です。
1:北朝鮮貿易額
2005年 (2001年) 貿易額変動の要因
対中国 15.8億ドル(7.3)・ 安全保障上の橋頭堡、鉱物資源確保、
もし政権崩壊の場合の800万難民の世話回避の為支援増
対韓国 10.5億ドル(4.0)・ 半島民族同根意識の太陽政策で支援増
対日本 1.9億ドル (4.7)・ 拉致問題で小うるさい日本品不買運動?で激減
これを見る限り、ミサイル発射や核実験をしなければいけないほど、
差し迫った理由は見出せない。もっとほかに切羽詰った問題がある筈。
中国にしても全輸入額6600億ドルから見ても0.25%でまるではハナクソ。
2: 6者協議関連の動き
02年9月 日朝平壌宣言に署名。03年以降もミサイル発射の凍結を表明
03年1月 北朝鮮、NPT脱退宣言
03年8月 北京で第1回6者協議
04年5月 日朝首脳(小泉・金)会談でミサイル発射凍結を再確認
05年2月 北朝鮮が外務省声明で「核兵器の保有」を宣言
05年9月 第4回6者協議。北朝鮮がすべての核兵器および核計画を放棄し、
NPT復帰などを約束した共同声明を採択。
05年11月 第5回6者協議、再開日程を決めずに休会、ここから風雲急を告げる
06年7月 北朝鮮がテポドン2など計7発のミサイルを発射
06年10月 北朝鮮外務省、「安全性が徹底的に保証された核実験を、
行うことになる」と声明、地下核実験実施
これを見ると、アメリカの「核放棄要求」と北の「体制保証」の取引で、
両者の隔たりが埋まらず、 第5回予定の6者協議でお流れになった。
その後、5者にはこの1年間、協議停止しても何の痛痒も無いが、
北にはミサイルや核花火でアピールしなければならない何かが有ったらしい。
長くなるので一旦休憩, 35斉
[No.2905]
核商談
投稿者:Homo(オモ)
投稿日:2006/10/18(Wed) 14:29
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みなさん こんにちは
北朝鮮の地下核実験の政治的・技術的な目的の達成度はどうだったのでしょう?
仮に核弾頭のミサイル搭載が可能あるいはその目途がついたとなりますと、次は商品化です。輸出先はいろいろあるでしょうが、南米などが新しい市場なのかもしれません。この商談は、すごいショウダウンになりましょう。
マイアミを狙って、ノドンをカラカスあたりから発射することを考えみますと、射程不足でキューバあたりに着弾しますので、これは世紀のジョークになります。やはりテポドン2が必要のようです。といっても体制崩壊のシナリオ(情報源:電車中吊り広告)もささやかれているようですから、開発を急がなければなりません。
Homo(似非軍事専門家)
[No.2904]
行く、行かない、言わない
投稿者:35斉
投稿日:2006/10/10(Tue) 14:18
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みなさん 今日は
ビッグニュースが続いています。
先ずは安倍総理の中国・韓国の訪問です。しかも韓国訪問中に北の核地下実験発表で、
訪問にニュースバリューを添えました。
今度の安倍外交は概ね成功と評価できるのではないでしょうか?
小泉さんが居座っていた場合を考えると、安倍さんに替わってこそ、
出来た新しい極東アジア外交は大変価値が有ります。
何しろ「靖国問題」に対し甚だ日本式形而上学的回答で〇を取りました。
「行くか、行かないかは言わない」、こんな答えは欧米では通用しませんが、
2000年の伝統をもつ北東アジア文化でこそ通用する、
「意思疎通」方式で、OKとか。
此れを読み解くと、斯くなるのでは?
これから将来、A:「行くか、行かないかは言わない」とすると、
ある時点で過去に、B:「行ったか、行かなかったかも、言わない」となる。
でも、C:行ったか行かないかは萬人衆目監視の中、直ぐバレル!
A=B=Cの繋がりから、行けば見つかる靖国には行かないと、
明言してるようなもの。こんな回りくどい言い回しが外交の常套手段、
なのでしょうか? 人文学的に二律背反(行けば中国、行かないと、
国内から攻められる)を乗り切るのに「言わない!」が、
一番の解決策なのでしょうか?
もしこらからも「いちゃもん」つけられたら、
「将来行くか、行かないか、は言わない。過去行ったか、行かなかったかは、
言うか、言わないかも、言わない」と捲くし立てると良い。
ここまで来ると中・韓の人文学者が解釈に汗を流してくれる事でしょう。
こんがらがってきた35斉
[No.2903]
正直に狂った国と日本
投稿者:35斉
投稿日:2006/10/10(Tue) 12:28
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皆さん 今日は
またしてもと言うか、当前の成り行きと言うか北朝鮮の地下核実験、
規模は0.4〜30K換算トンとばらつき、地震波からの推定ですから、
各国の装置の精度がそのまま出ている模様です。
長崎が20K換算トンですから、恐らくCTBT発表の1.5K換算トンが、
近似値かも知れません。
でもインド、パキスタンに続き北朝鮮までもが核兵器保有国になると、
最早、核不拡散条約は反古にされた感じです。
イン・パとも核保有は「核抑止力」を強調していましたが一旦緩急あれば、
そんな悠長な事を言うていられぬ事は子供でもわかります。
おまけにアメリカは「インド」は良いが、イランはいらん!とえり好み。
各国の核弾頭保有数(軍事資料:2004年矢野研)これを見てください。
アメリカ 7000発 ロシア 7800 中国 402
フランス 348 イギリス 185 日本 0
日本を除き、「核不拡散」に熱心な国ほど戦略核を保有し「核廃絶」には、
不熱心です。こんな国際エゴが存在している限り「核不拡散条約」は、
綻びの危険にさらされています。
一方日本だって威張っていられません。爆弾こそ作っていませんが、
原子力白書によると使用した核燃料から分離した「プルトニューム」は、
国内5.4トン、英仏に委託保管33.2トン、いずれ引き取ると計38.6トン、
有ります。長崎のプルトニューム239原爆0.008トンで7万人が死亡。
この数比例で行くと3億4千万人を一瞬で原子釡茹です。
日本民族ゼノサイドを3回も起こし得る「プルトニュム」を保有しています。
此れをどう使うかより前に、どう保管するか・安全管理対策不備が、
いつも杜撰な、事故で暴露されています。
大地震・大津波などの自然災害とか、誤操作・手抜き作業による人工災害、なども考慮に入れ対応が待たれます。
正直に狂った国は扱いようが有りますが、国益に狂った国はどうすれば、
良いのか「自由主義」も「民主主義」もお手上げの状態だと思いました。
北の核実験から日本のプルトニュームまで、思いを致す 35斉
[No.2901]
Re: WTCの閃光
投稿者:小机
投稿日:2006/10/08(Sun) 06:24
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35斉さん、 皆さん 今晩は
> 今回の伏見先生の講演に触発されて、書き込んでいます。
> 事の真実は正直解りません。35斉も技術屋ですからあれほど科学的に指摘されると、
> もしかしてと思う程度です。
> 今は米政府やCIAなどの関係機関の反論も見られませんし、する様子も見え無いので、
> 「9.11藪の中」の感触です。
>
伏見先生のお話は広範囲にわたり過ぎて判断できない部分も多いのですが、イランの油田に関する事態の推移は現実化してしまいました。日本はアザデガン油田開発利権の大部分、実質的には全部を失うことになりそうですが、日本が退いたあとチャッカリアメリカの会社が入るなんて事はないでしょうね。
いくらなんでも、それはないとしても、ロシア資本とか名前は忘れましたが中国版のメジャー(シノペック?)が狙いどおり棚ぼた式に獲得する可能性が出てきました。
出光興産のタンカー日章丸が英国とメジャー資本の反対に抗してイランの石油を運んでから約50年、孜々営々として築いてきた足場も崩れるときは簡単なものですね。
これからはアラビヤ海もインド洋も明帝国初期に戻って中国の五星紅旗で賑わいそうです。
[No.2899]
Re: WTCの閃光
投稿者:えー
投稿日:2006/10/06(Fri) 23:06
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35斉さん
こんばんは
まさに見てきたようなお話で感じいりました
こういうのはお金もいらないしいいことですね
私も勉強してみます
とても35斉さんのような面白いお芝居は書けませんが
えー
[No.2898]
Re: 第ニ次・征官論
投稿者:35斉
投稿日:2006/10/06(Fri) 21:02
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皆さん 今晩は 続きをどうぞ
2:第二次・征官論(担当大臣+内閣特命大臣+補佐官)制度
自民党の幹部は中川幹事長をはじめ全て反官僚で固めました。
一方安倍内閣の三本柱(安全保障・教育・経済財政)はこんな組み合せです。
関係大臣1 2 内閣特命大臣 補佐官
安全保障 麻生・外務 久間・防衛庁 ― (小池・補佐)
教育 伊吹・文部 (下村・官房副) (山谷・補佐)
経済財政 尾見・財務 (山本・金融 )(太田・特命) (根本・補佐)
処が顔触れを見る限り、チンピラでは無いにしても、少し辛味の効いた
キンピラ閣僚?程度に見えるのは、35斉の偏見かも?
でも無いものねだりしてもしようが無い。ピリカラ牛蒡でも数集めりゃ
惡智慧官僚に対抗できようと言うもの、更に心強いのが政・官のご意見番
的場官房副長官の返り咲きです。この人の官の睨みは年期入り。
35斉注:(下村・官房副)は特命大臣では有りませんが官房副長官で、
教育が得意分野の方です。括弧内は晋三ファミリーと推測。
関係担当大臣は昔から官僚寄りに為りがちですが、今回は官僚押さえには、
効きそうな海千山千が顔を見せています。
民主小沢党首のうたい文句「脱官僚」を、実践的布陣で先取りした感じです。
霞ヶ関も「いざ関ケ原!」と頭を捻っている事でしょう。
後は実践のみ!此れからが楽しみです。
安倍総理はこれから訪問する中国・韓国、アジア外交の第一歩、
タラップを踏み外さぬよう、お元気で行ってらっしゃい!
祈る成功! 35斉
[No.2897]
第一次・征官論
投稿者:35斉
投稿日:2006/10/06(Fri) 20:52
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皆さん 今晩は
安倍内閣が発足して前政府との違いをウオッチングしています。
そうは言っても専門家やマスコミ程の取材力があるわけでなし、
ネットや情報誌、株仲間のがさネタ集めですから、怪しいもの。
1:第一次・征官論(経済財政諮問会議)導入
政治家と官僚の関係については長くて、深い因縁が有ります。
近くでは橋本政権から官僚離れが色濃く出ていますが何せ腐れ縁は、
そう簡単にきれるものではありません。
A:橋本内閣では「戦後型行政システムの改革」を旗印に1府22省庁を、
1府12省庁に再編し、特にこの中で内閣官房の下に「内閣府」を、
作り此処に民間議員も入れた「経済財政諮問会議(実際の発足は小泉政権、
3ヶ月前)」を作って、官僚主導の政治からの脱皮を図りましたが、
例の如く金融システム破綻寸前で討ち死。
小渕・森内閣では不況に右往左往して財政再建ほったらかし、語るに落ちる。
B:その後を継いだ小泉内閣は橋本さんの置き土産「経済財政諮問会議」を、
また森さん時代に始めて出され、店晒しになっていた「骨太方針」という、
名称も陽の目に当て、実行に移しました。以降竹中半兵衛の曾孫のような、
人材を得て金融・経済の立て直しが実現、脱官僚でも出来る事を証明しました。
どんなよい制度も首相の本気が無ければ絵に描いた餅になる、
標本のような政治経過でした。
然し、一方道路公団改革に見る特殊法人整理や、公共事業抑制は中途半端、
郵政の民営化後はどうなるか霧の中、政権最後の頃には「経済財政諮問会議」を、
出し抜いて政府・与党の合作14兆円節税案などが閣議決定されました。
この遣り残しに対して官僚は虎視眈々です。そこで安倍内閣登場です。
長くなるので、次へ 35斉
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