みなさん 今日は
毎日けたたましい世の中に顔を顰めていると、望みもしない皺が、 また一本増えてきそうです。 皺伸ばしには音楽や展覧会が一番の35斉です、そこで「プラド美術館展」に、 行ってきました。
日本にはプラドのような一日足を棒にしても見切れないような美術館が、 残念ながら有りません。目や耳から入る情報も毎日のぎすぎすしたもの、 ばかりですとそれに麻痺して、つい「動物的本能」だけがエキサイトし、 知らない人にはつい身構えて「倒敵反応」を、身近な弱者には「襲弄反応」を、 示すのではないでしょうか?
其の反対の「慈愛」や「慈悲」の心は、どこか奥底に持っていながら、 出す術もチャンスもないまま育ち生きていくと、何時かは忘れ去ってよほど、 学習し特別鍛錬しないと自然に振舞えなくなるのでは?
其の点、展覧会や音楽会に行くことは、学習とか鍛錬なんて構えずに、 心や情緒の世界をひも解いてくれると感じます。 まー、そこまで考えなくとも、展示作品の前に立つと吾を忘れます。
マドリッドで見た「裸のマハ」は未だ現役の頃でしたから、ジーと、 見てたらキャンバスから出てきて「おじさん何処の人?日本人?」 「私のプロポーションどう?日本人はもっとキュートなの?」なんて、 聞かれました、答えようとしたら横から連れ合いが怖い顔をして袖をひき、 「急がないとバスに遅れるわよ」で、マヤはまた元のベットへ。
こんな幻想持ちは、戦争には向きませんね?特に宗教画に凝っている者は!
裸のマハに魅せられた、35斉
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