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[No.2389] Re: 日本の社会構造は、いまの中国社会と類似している 投稿者:35斉  投稿日:2006/04/23(Sun) 19:38
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やまちゃんさん 今晩は

折角のやまちゃんの書き込みを勝手に汚して御免なさい。

1:「独裁」と「独占」
中国共産党の一党独裁は,紛れも無く「独裁」です。
確かに「提灯持ち程度」の政党は有りますが、政治の実権は共産党のみです。
さらに背後で「中国人民軍」がぴったりくっついて睨みを利かせています。
反対する内部勢力の粛清や,民主化や民族独立運動,特定宗教は国家の安定を、
損なうと言う理由で排除され、反政府的報道は厳重に管理されています。

この独裁体制を「自由主義的な民主主義」を標榜する欧米特にアメリカは、
非難してその改革を突きつけています。
でも毛沢東の「階級開放」で貧しい農民を解放し、ケ小平の「改革開放」で、
やっと先頭車が加速を始めた中国にとって,雑多な民族の集まり13億を、
束ねていくのに、急に「自由主義的な民主主義」なんて近代化路線への、
車線変更は脱線転覆間違いなし、とんでもない!と、反発しています。

一方日本は戦後60年の大部分、途中の或る時期を除いて「自民党」が、
政権を「独占」してきました。その間対立野党はそれなりに頑張っていましたし、
民主主義の基本である、三権分立・衆参両院の選挙も行われ、
民意の集大成として保守党派を選択してきました。
その点、全く中国とは異なる政治形態です。類似の欠片もありません。

何故、国民が支持し、党内も割れることなく自民党独占政権が続いたかは、
当の自民党議員すら頭を捻っていますから、議論の余地は有りませんが、
離合集散・野合で弱体化した野党と、与党権力の求心力に理念の違いまで飲み込んで、
分裂しない自民党体質の差が長期政権の支えとか、
選挙では「共産・社会主義は肌に合わん」「地盤・看板・カバンの強み」とか、
案外本音の部分で「強きを助け、弱きを挫く」なんて国民性かも?

と言う事で、共通する類似点は一政権がロング・ステイしているだけです。

此処では「一党独裁」は良くないという立場を取っていますが、その対極にある、
民主主義にしてもヒットラーだって、自由な投票により選出されました。
国民の熱狂的なナショナリズムも「独裁」政治を生む危険性を、持っています。

「中国で権力の座が選んだ独裁」と、「国民が選んだ独裁」の対比も、
考えておく必要がありそうです。
こうなると、平和呆けした日本の政党「独占」が民主的「独裁」に化ける事こそ、
注目すべきでしょう。
そう、竹島も無事解決しました。良い事ですね。

長くなるので、格差は次頁、          35斉


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