画像サイズ: 285×380 (40kB) | 次に、正確に言えばこれは美術館ではないが、スペイン国境に近いフランスの町、コリウールにあるプチホテル「レ・タンプリエ」について。
食堂から客室、廊下、天井、トイレまでがすべて、大小の油絵やタイルで埋め尽くされていて、ホテルが丸ごと美術館といっても過言ではない。この町は、フランスやスペインの画家たちに人気があり、そのほか、多くの画家マチス、ドラン、ピカソ、フジタなどが訪れている。
この地をこよなく愛したマチスが、フォーブの旗挙げをした地としても知られているようだ。その証拠に、町の道路脇には、マチスやドランたちの複製画が人待ち顔に立っていたりする。山の手にはいくつもの工房が点在し、宿の前には紺碧の海が一面に広がっている…まさに風光明媚を絵に描いたような場所だった。(つづく)
整理整頓が悪く、いい写真が見つからない。ホテル入口の写真で御勘弁願いたい。 |