画像サイズ: 580×325 (78kB) | 二つ目は、あっしもイベントの時に2度ほど借りた喫茶店の店主が、しきりに勧めるので聴きに行くことにしていた。
2台のハープによる演奏会である。だいたいハープの演奏というのが珍しい。当地でも最近はよく、病院や美術館などでコンサートが開かれるようになったが、大抵はピアノかヴァイオリンなどで、ハープというのは聞いたことがない。
しかも、二人の女性演奏家によるものであった。そういえば、あっしは一度だけ市内で、若い演奏家による演奏を聴いたことがある。この時は、本式のステージで、独奏もあったが、中南米の男性歌手との共演もあった。従って曲目も中南米のポピュラーソングが中心であった。ハープも、たしかラテンハープだった。
今回は、ちょっと年配の奏者で、楽器も、いわゆるクラシックハープ☆といわれるものだったと思う。
「思う」というのは、だいたい、会場が喫茶店の一部で、大勢入ると身動きもできず、遅れて行ったので、けっこう後ろの席だった。また、座席が階段式でないので、奏者や楽器もほとんど見えなかった。ヴィデオを持って行ったが、立ちあがって写すわけにも行かず、ヴィデオ撮影はあきらめた。
曲目は、壁に貼ってあったプログラムによると、最初が「アメイジンググレイス」、つづいて「花の街」、「朧月夜」、「見上げてごらん夜の星を」でその次にやった「若葉の頃」というのは、あっしはマッタク知らなかった。ビージーというグループが歌い、原題は「五月一日」というのだという説明が演奏の前にあったことは、今でもよく覚えている。最後が「カノン(パッヘルベル?)」だった。
終了後に、会場からアンコールの声が起こって、バッハの「カンタータ147番」が演奏された。これは、バッハが待降節のために書いたもので、たぶんクリスマスに相応しい曲だったのであろう。
実はあっしは、チラシに、クリスマス演奏会とあったので、「赤鼻のトナカイ」だの「サンタが街にやってくる」だのを期待していたので、ちょっと当てが外れた(笑い)
また、楽器がハープなので「天には栄え」だとか「アデステ・フィデレス」、「もろびとこぞりて」、「荒れ野の果てに」、とかをやるのかとも思った。
あっしは、楽器のことにうとく、そのメイカーのこともよく知らないが、帰り際にちらとみると、ローマ字でAOYAMAと書いてあったような気がする。もしそうなら、これは青山ハープ社のものかも知れない。
☆演奏の前に楽器の説明もあったが、なにしろ芋を洗うような込み具合で、ハープが47弦だったか、何弦だったのかはもう、まったく覚えていない。しかし弦に色が付いているのだけは、チラとだが、確認できたような気がする。
来ているお客は、9割以上が女性であった。 (おわり) |