[No.10043]
Re: 臨時会議室?『アルザス』
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2017/02/28(Tue) 13:57
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安房守さん、男爵さん、アルザス・ファンのみなさん、
> 私は無信心でキリスト教の事も全く無知なのですが、この絵の中に描かれているマグダラのマリアのこの上も無い敬虔さに惹かれ、
> 以後、マグダラのマリアに興味を持ちました。
ま、キリスト教について、ある程度の予備知識があった方がいいとは思います。もともとが宗教画ですから。あっしも、そう偉そうなことは知らないのです。家の数軒先にたまたま、そのキリスト教系の幼稚園があっただけで、こどものころ、毎日そこへ通っていました。ただ、それをふかく勉強しようという気持ちはなかったので、新約聖書は多少かじったのですが、旧約については、ゼロです。
マグダラのマリア★はよく絵のテーマとして取り上げられますが、やはりほんとうの主人公は聖母マリアでしょう。ところが、あっしらの新教プロテスタントでは、こうした絵画とか彫刻はマッタク紋題にならず、これは旧教カトリックの世界に限るようです。
なぜマリア。最初のカイガイで痛感したのは、どうしてこちらの画家たちは、揃いも揃って「聖母子像」ばかりを描くのか、ということでした。
今までみた、日本の展覧会場などでは、ある人は花瓶の花や果物、他のひとは信州の山並み、またあるひとは孫の肖像画と云う風に、ひとにより描くものが違っていて、それが面白かったのです。ところが、あちらでは、次の部屋もその次の部屋も、聖母子像のオンパレードです。
★マグダラのマリアは、ヨーロッパではありふれた名前で、イタリアではマッダレーナになります。あっしの文通相手にもマッダレーナがいました。もとは売春婦だそうですが、のちにキリストによって悔い改めたので、現在は、聖女の一人です。
安房守さん、よくこんな写真、取れましたね。あっしらの行った頃は、たしか撮影禁止だった様な。