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[No.9611] 雑学「青二才」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2016/08/15(Mon) 23:03
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未熟な人を「青二才」というが、これを丁寧にと思って「青二歳」と書くのは間違いである。

「青二才」は江戸時代からある言葉で「二才」とはボラなどの幼魚のことである。
これに未熟の「青」をつけた「青二才」は、未熟な幼魚で、まったく頼りにならないことから、未熟な人間を「青二才」と言うようになったのである。

従って、「青二歳」では、意味が通じない。


  「漢字なるほど雑学辞典」 日本博学倶楽部編  PHP文庫

                                 多摩のけん


[No.9612] Re: 雑学「青二才」 投稿者:Pan  投稿日:2016/08/15(Mon) 23:41
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多摩のけんさん、みなさん こんばんは。

 何時も面白い話し、ありがとうございます。

>未熟な人を「青二才」というが、これを丁寧にと思って「青二歳」と書くのは間違いである。
>
>「青二才」は江戸時代からある言葉で「二才」とはボラなどの幼魚のことである。
>これに未熟の「青」をつけた「青二才」は、未熟な幼魚で、まったく頼りにならないことから、未熟な人間を「青二才」と言うようになったのである。
>
>従って、「青二歳」では、意味が通じない。

 ところで、「青」は赤ん坊の尻の青い(蒙古斑)から来るのでしょうね?

 日本人だったら恐らく全員が産まれた時の尻は青いと思いますが、蒙古斑
の無い民族の場合には「青二才」が通じませんね。

   ***** Pan *****


[No.9613] Re: 雑学「青二才」 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2016/08/16(Tue) 13:51
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  多摩のけんさん、みなさん、

 ネットでは、青二才の語源に、けんさんの本に出てるのと別に、もうひとつあり、若者組に入って来る、いわゆる新参者を新背☆ニイセと呼んだことから、このニイセが転訛してニセ―、アオ(青)のついたニセーがアオニサイになった、というもの。これがもし、正しいとなれば、歳、才は関係なくなりますね。背というのは、古い言葉で、

  むかし、青年を新背、成人を大背、老人を古背といったようです。

 万葉の古歌に、

 吾妹子にわが恋ひ行けば羨しくも並び居るかも妹と背の山
                        (巻七)

 この歌を、刻んだ石碑が、和歌山県かつらぎ町にあるそうです。

 なおそのほか、乳離れをしてないヤツ、と云ったニュアンスの乳仔(ニュウツァイ)という中国語から来たという説もありやした。確かに、ニュウツァイ、ニサイ、似てるような気もしますが…。


[No.9615] Re: 雑学「青二才」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2016/08/16(Tue) 17:31
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紋次郎さん、みなさん、

>ネットでは、青二才の語源に、けんさんの本に出てるのと別に、もうひとつあり、若者組に入って来る、いわゆる新参者を新背☆ニイセと呼んだことから、このニイセが転訛してニセ―、アオ(青)のついたニセーがアオニサイになった、というもの。これがもし、正しいとなれば、歳、才は関係なくなりますね。背というのは、古い言葉で、

   このような言葉の由来には、1つだけでなく、いろいろあるのでしょうね。
   私が引用した本には、1つの例が書いてあるのかもしれなせん。

   想定する読者は、ほとんど素人でしょうから、あまりくどいことを書くと
   混乱するばかりと思います。

   で、紋次郎さんのように、素人以上の読者は、自分で調べる。。。
   ということでしょう。

   あまり詳しく書くと本が分厚くなり、価格の高くなって売りにくい、という
   現実的な問題もあるかもしれません。
   
                                 多摩のけん


[No.9618] Re: 雑学「青二才」 投稿者:唐辛子紋次郎  投稿日:2016/08/16(Tue) 20:32
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多摩のけんさん、みなさん、

> >ネットでは、青二才の語源に、けんさんの本に出てるのと別に、もうひとつあり、若者組に入って来る、いわゆる新参者を新背☆ニイセと呼んだことから、このニイセが転訛してニセ―、アオ(青)のついたニセーがアオニサイになった、というもの。これがもし、正しいとなれば、歳、才は関係なくなりますね。背というのは、古い言葉で、
>    このような言葉の由来には、1つだけでなく、いろいろあるのでしょうね。
>    私が引用した本には、1つの例が書いてあるのかもしれなせん。

いえいえ、実はあっしの見つけたのでも、多摩のけんさんのが、有力な説だと書いていました。ただ、民謡にあるように「そうだそうだもっともだよ」なんていうレスをつけられたら、付けられた方は拍子抜けしてしまうんじゃないかと思って、あえて逆らって(^^♪みました。悪しからず。<(_ _)>

>    想定する読者は、ほとんど素人でしょうから、あまりくどいことを書くと
>    混乱するばかりと思います。

 じつは、あっしは生まれつき、くどいとこがあって…。

>    あまり詳しく書くと本が分厚くなり、価格の高くなって売りにくい、という
>    現実的な問題もあるかもしれません。

  あっしのばやい、これも困るのです。本がみな、5000円以上になったりすると。なにしろ、こう見えてもケッコウ今はやりの『下層老人』なので。    
                                 


[No.9614] Re: 雑学「青二才」 投稿者:多摩のけん  投稿日:2016/08/16(Tue) 17:16
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Panさん、みなさん 

>ところで、「青」は赤ん坊の尻の青い(蒙古斑)から来るのでしょうね?

>日本人だったら恐らく全員が産まれた時の尻は青いと思いますが、蒙古斑
>の無い民族の場合には「青二才」が通じませんね。

  この本には、「青」は未熟の意味でつかわれる、としており
  蒙古斑については、全く触れていません。

                              多摩のけん