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[No.70] Re: チョコレートの歴史 投稿者:   投稿日:2011/11/08(Tue) 23:56
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Re: チョコレートの歴史
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 男爵さん、みなさん、こんばんは。 

> チョコレートの歴史
>
> 樋口幸子訳  河出書房新社
>
> チョコレートとカカオ(チョコレートの原料)の歴史を書こうとした
> ソフィー
>
> しかし、彼女は仕事半ばで死んでしまったから
> 夫マイケル・コウが彼女の後をついで書く。
>
> はじめチョコレートは食べ物ではなく、飲み物だった。
> カカオ豆からチョコレートが作られる。
> イギリス英語では、カカオ、チョコレート、ココアはおなじものをさす。
> アメリカ英語では、ココアとはオランダ人クンラート・ファン・ハウテンの発明した脱脂粉末のこと(たぶん日本のココアも)。
>
> そういうわけでチョコレートは元気の出る食べ物らしい。
> チョコレートとココアが同じだったとは
> この本を読んで知った。

 西和でchocolateをみると、チョコレート、チョコレート飲料。となっていてchocolate a la tazaと云う言葉が載っています。これはチョコレート飲料。chocolate francesフランス風チョコレートは、ココアのことだそうです。他に、jicara de chocolateはココア[チョコレート]用のカップとあります。ということは、ココアもチョコレートも同じこと。つまり、かれらはアステカ族の、カカオ豆の汁を飲む風習を真似、それに砂糖を足して飲んでいた、そのためこういうココアとチョコレートの同一視がおこったのでしょうね。

 中丸さんの本では、最初のコーヒーハウス(イスタンブール)ができたとき、スペイン貴族はチョコラーテ、つまり、今でいうココアを飲んでいたとあります。

 フランスへはルイ14世に嫁いだスペイン出身のマリアテレサが伝えた、と。

 森永製菓編の「チョコレート百科」では、表紙をめくった途端に、チョコレート愛飲者マリアテレサの大写し写真(森永製菓蔵)が出迎えてくれます。

 アステカの王、モンテスマはチョコレートマニアで、黄金のゴブレットで日に50杯も飲んだと云われているそうです。

 この本には、ヴァンホーテンのことも、もちろん載っていますが、チョコレートのかき回し棒をもった先住メキシコ人、アステカの子孫の絵が載っていて、興味深いです。

 この本もだいぶ古いですが、巻末の『世界のチョコレート会社』をみると、ドイツに意外と多いのにびっくりしました。

 終戦後、アメリカからハーシーのチョコレートと一緒に、ヴァンホーテンのココアがどっと輸入されたのを、昨日のことのように思い出します。


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