[No.746]
池波正太郎の春夏秋冬
投稿者:男爵
投稿日:2011/12/24(Sat) 11:14
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池波正太郎の春夏秋冬 文春文庫 (1989)
この本には
池波正太郎の自筆の年賀状が載っています。
昭和52年巳年から 昭和63年辰年まで
みんなが楽しみにしているので夏から書き始めるそうです。
この本のあとがきで
妻が、小説が売れるようになると
美味しい食べ物を食べるようになって
妻にも要求することが多くなったこと
妻の作る毎日の食事が美味しかった、まずかったと
手帳に記載していたことなどが書かれています。
フランスの田舎が好きで家族と一緒によく行っていた。
心地よいバーを見つけ、カウンターに腰かけて
雰囲気を楽しんでいた。
たまたまとても気に入ったバーがあり、その後行ったら
もうなくなっていて、とても寂しそうだったと書いています。
このことは池波正太郎の書き物でよんだことがあります。
ヨーロッパに行くようになってから絵を描き始めたそうです。
それは何かひかれるものがあったからだろうと
妻は推定してます。
撮ってきた写真を見ながら絵に色をつけていた。
動物や人物の絵が多く、花などはあまり興味がなかったようです。