[No.95]
紫禁城の黄昏・上下二巻
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投稿日:2010/05/09(Sun) 12:41
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「紫禁城の黄昏」上・下 R・F・ジョンストン【著】 仲山理【訳】
清朝最後の皇帝「溥儀」は紫禁城を追われた後、故郷・満州国の「皇帝」
となるが それは世に日本の傀儡国家と信じられ、溥儀自身も「極東裁判」
に於いて「皇帝就任は自分の意志ではなかった」と戦勝国におもねる証言
をして、弟の「溥傑」からもその虚言を非難された。
この書は 1919年から(溥儀13歳)1925年まで、溥儀の家庭教師を務めた
ジョンストンが、溥儀を取り巻くチャイナ&満州の事情をつぶさに記述し
たものである。もしこの書が「極東裁判」で「証言」として取り上げられ
たらこの裁判は成立しなかったであろう。
日本が侵略国家として受けた不当な弾劾を正すためにも すべての人に
この書を読んで頂きたい。
瀬里恵