[No.303]
Re: 新円切替
投稿者:男爵
投稿日:2010/12/23(Thu) 11:53
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さんらく亭さん みなさん こんにちは
> > 農家に買い出しに行っても、お金より「もの」がものを言いましたよね。
> > 次々と着物などを手放して食料調達をしていた。いわゆる「竹の子生活」だったのですね。
> 母が京都から嫁入りのときに持ってきた西陣織の衣料を風呂敷包みに包んで溜息つきながら僅かのお米と物々交換で農家に渡していた姿は子供心に刻み込まれました
着物を持っていた人は、それでも食べ物が手に入ったのです。
何かで読んだら
ずっと農業をやってきた人が
今までで一番良かったのが、終戦後の食料不足のときだったと正直に言っていました。
(食料を持っていたら強い。着物も帯も貴金属も手に入ったでしょう)
農業もあとはダメだったそうです。
今は高い関税もかけられなくなって外国の安い農産物がどんどん入ってきますから。
私の終戦後の北海道の田舎(そこに当時あった国鉄ローカル線もいまは廃止されました)の暮らしでは、幼いころなので、食べることは食べられたのですが、大人たちがまずい物を食べて我慢していたことは記憶しています。
都会から、食料を得ようとして着物とか持ってきた人が
思うように交換してもらえず、苦労していたということを亡くなった母親から聞きました。
中には、だまされて、都会に帰られず、その土地で自殺した女の人もいたそうです。
だから、母親は、当時の田舎の人をあまりよくは言いませんでした。
良心的な人もいたでしょうが、欲張りの人もいたでしょうから。