画像サイズ: 816×612 (72kB) | シンガポールのチャイナタウンの店の軒先には屋根と柱が設置されていて、 裏日本の雁木作りのような構造になっていた。
裏日本の雁木作りの場合は豪雪地帯なので、雪をよけて住民が歩けるように その構造となっているわけだが、 シンガポールの場合は、どうやら強い日差しを避けるのと、突然やってくるスコール にも住民がその軒下に逃げ込めて雨宿りができるためらしい。 いずれ生活の知恵でできた構造であろう。
文献によると これは現地では五脚基というようだ。 発音もゴカキ。 英語では five-foot way
ラッフルズの都市計画で、 全ての建物の前面に覆いのある約5フィート幅の通路(five-foot way, covered walkway)を 設けることが要求されていた。 5フィートなら約1.5メートルだが、現在は幅2メートルが多いそうだ。
一時、この通路部分を(公的通路部分として)政府管理みたいにしようとしたが 住民が反対して(自分のものなら自分の都合や好みで使用できるから)、個々の管理ということになっている。 |