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[No.327] 博士の異常な愛情 投稿者:DeBugman  投稿日:2013/09/21(Sat) 06:50
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S・キューブリックの映画『博士の異常な愛情』(1964)は、東西冷戦構造(すなわち核兵器による恐怖の均衡)下にあった米国の政治・軍事を風刺したブラックコメディです。公開から50年経ち、環境は大きく変わっていますが、ユーモアは笑えるし、風刺の力は弱っていません。
キューブリックの作品は『スパルタカス』以降ほとんど観ていますが、本作品は『2001年宇宙の旅』とならぶ秀作であると思います。

後に『ピンクパンサー』のクルーゾー警部役で活躍した、ピーター・セラーズがDr.Strangelove、大統領、英空軍大佐の三役を演じています。

原題 は副題がなんとも長い ”Dr.Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb” 。邦題も負けずに『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』と長い。通称の『博士の異常な愛情』はヘンな訳。ずばり「ドクター・ストレンジラヴ」では客が入らないと考えたのかも・・・


[No.330] 時計じかけのオレンジ 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/21(Sat) 07:20
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DeBugmanさん

> S・キューブリックの映画『博士の異常な愛情』(1964)

でましたね。
スタンリー・キューブリック

私はドイツの映画館で
 時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange (1971年)
を見ましたが、難解な映画でした。

怖い狂った顔だけまぶたに残る。


[No.349] Re: 時計じかけのオレンジ 投稿者:DeBugman  投稿日:2013/09/22(Sun) 07:33
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おはようございます。
> 私はドイツの映画館で時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange (1971年)を見ましたが、難解な映画でした。

若者の暴力行為の意味がよく理解できませんでした。英国では上映中止になったということですから皮肉です。

『博士の異常な愛情』もドイツでご覧になるべきでした。米国大統領の科学顧問である「博士」は、大統領を無意識のうちに総統閣下と呼んでしまう元ナチ党員のマッドサイエンチスト。観客の反応を見るのも映画の楽しみ方のひとつ(?)。


[No.331] 2001年宇宙の旅 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/21(Sat) 07:38
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スタンリー・キューブリックの作品
続いて
2001年宇宙の旅 2001:A Space Odyssey (1968年)
です。

この映画もドイツの映画館でドイツ語版を見たのです。

一緒に見たのは某女子大の先生で
彼は学生時代に京都河原町の映画館で見たと言うから
内容はある程度知っていた。

しかし、私は内容を全然知らなかった。

ドイツ語のタイトルは「宇宙空間のオデッセイ」でした。
 ヨーロッパには、いまもギリシア神話が生きている。

日本に帰ってから
ビデオで何度か見て、解説書も読んだから
ある程度わかりました。

コンピュータの反乱

原始人が武器のこん棒を空中に放り上げると
落ちてきたら宇宙船になるシーンは
某食品のCMにパクられました。

冬眠中の宇宙飛行士たちが生命維持装置を止められ
それまで規則的なバルスだったのが停止状態になるのは
例の仕事人シリーズで真似されましたね。


[No.350] Re: 2001年宇宙の旅 投稿者:DeBugman  投稿日:2013/09/22(Sun) 08:20
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> この映画もドイツの映画館でドイツ語版を見たのです。
外国で数多くの映画をご覧になっておられるようですね。
私はニューヨークで、黒澤映画の『天国と地獄』(英語字幕スーパー版)を観るという妙な体験をしたことがあります。

> しかし、私は内容を全然知らなかった。
これも後半が難解な映画でした。また謎の物体モノリスについては、A・C・クラークの原作を読み、続編『2010年宇宙の旅』を観るまで謎(笑)でした。

> ドイツ語のタイトルは「宇宙空間のオデッセイ」でした。ヨーロッパには、
> いまもギリシア神話が生きている。
欧米文化圏のひとびとは「Odyssey」の比喩的意味をすぐ理解するのでしょうが、日本人にとってはごく少数のひとを除き不明。旅と訳すのは間違いではないでしょうが、言語の壁ですね。


[No.353] Re: 2001年宇宙の旅 投稿者:男爵  投稿日:2013/09/22(Sun) 08:49
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DeBugmanさん

> > この映画もドイツの映画館でドイツ語版を見たのです。
> 外国で数多くの映画をご覧になっておられるようですね。
> 私はニューヨークで、黒澤映画の『天国と地獄』(英語字幕スーパー版)を観るという妙な体験をしたことがあります。

ドイツで語学学校に通っていたので
ドイツ語の勉強と称して、いくつか映画を見ました。

> > しかし、私は内容を全然知らなかった。
> これも後半が難解な映画でした。また謎の物体モノリスについては、A・C・クラークの原作を読み、続編『2010年宇宙の旅』を観るまで謎(笑)でした。

続編『2010年宇宙の旅』についても書くべきでしょうね。

> > ドイツ語のタイトルは「宇宙空間のオデッセイ」でした。ヨーロッパには、
> > いまもギリシア神話が生きている。
> 欧米文化圏のひとびとは「Odyssey」の比喩的意味をすぐ理解するのでしょうが、日本人にとってはごく少数のひとを除き不明。旅と訳すのは間違いではないでしょうが、言語の壁ですね。

欧米を理解するには
ギリシア・ローマ神話やキリスト教の知識が必要と思います。