[No.333]
Re: 名画「自転車泥棒」
投稿者:男爵
投稿日:2013/09/21(Sat) 16:35
[関連記事] |
唐辛子 紋次郎さん
> 失業者のあふれる職安前からこの映画は始まる。自転車があれば、ビラ張りの仕事にありつけると云うのでアントニオはなけなしのお金を工面して、自転車を質屋からだし、張り切って初仕事に出る。
> ところで、イタリアの映画人は、子役の使い方がじつに上手い。ここでも、主役のアントニオが食われるほどの演技をする。戦中もそうだが、終戦直後の困難な時代を経験したものには、この映画の云わんとするところが、痛いほどよく分かる。
> この時にも、アントニオに寄り添う息子のブルーノが、必死になって父を庇っていた。
「自転車泥棒」は、1948年に公開されたイタリア映画。
第二次世界大戦後のイタリアを舞台に、戦後の貧困とその中で生きる親子を描いた作品。
このころの日本も同じように貧しかった。
貧しくても親がいればいい、上野公園にもガード下にも浮浪児があふれていた。
子どもに石を投げてガラスを割らせて
そこに「ガラス屋でござ〜い」と現れるチャップリンも苦労して稼いでいた。(キッド)