[No.343]
Re: 名画「自転車泥棒」
投稿者:唐辛子 紋次郎
投稿日:2013/09/21(Sat) 22:21
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昴さん、さんらく亭さん、こんばんは。
> 第二次大戦敗戦前後の混乱に生きる人々の姿を真摯に捉えたイタリアネオレアリズモの代表的なデ・シーカの作品ですね。私は公開時見ていますが、暫く経ってテレビで見たとき、アントニオが金持ちの家族がレストランでパスタを食べるのを指をくわえて見るシーンで、よく分からなかった場面、だいぶ経ってからモッツァレラチーズ(多分)だったことが分かり独り苦笑したモノです。
あっしもそう詳しいわけではありませんが、高級店ではスパゲッティだけ呉れと云ってもダメだと思います。映画の場合、バンドも入っているし、お金持ちのお坊ちゃんも他所行きを着て坐っているので、たぶん安料理屋でない事はたしかです。
貧乏暮らしのアントニオが、子供にいい顔をしようとして「スパゲッティ(だけ)を呉れ」と頼んで、途端にボーイに断られたのは、そのためなんでしょうね。今は一品でも頼めるのが普通のようです。考えてみりゃあ、スパゲッティなんか、どこの家でもみな作って食べているし、ピザなどは駅の売店にだって、小さいのだったかもしれませんが、売っているんですもんね。
あっしは、向こうへ行くと、何とかと何とかは飛ばして、ワインとスパゲッティだけを呉れと頼んだりしますが、べつに紋題はなかったようです。
> デ・シーカのこれより2年前の「靴みがき」(46)も見応えがあった記憶、アカデミー特別賞受賞作です。
あの頃の作は、ジーンと心に沁みるものが多かったですね。モノクロ万歳!