[No.62]
夜、雨、坂道
投稿者:唐辛子紋次郎
投稿日:2014/10/26(Sun) 22:23
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実は去る22日のことである。雨のあとで道は濡れていた。もうあたりは暗くなっていた。あっしは買い物を済ませ、あと数十歩で自宅に着くはずだった。
ところが、もう一寸のところでドジを踏んでしまった。そのドジというのは下り坂の終点に仕掛けられたドブの蓋だった。むかしは、ドブの蓋は木製でドブ板なぞと呼ばれていた。今は鉄製である。これが通行人たちが、遠慮なく踏んで歩くため、すり減って、しかも濡れていた。
あっと思ったときは、完全にすっ倒れていて、全身を打っていた。頭も打ったらしいが、帽子をかぶっていたせいで、大したダメ爺、おっとまつがえた。ダメジはほとんど無かった。持っていたビニル傘は完全にぶっ壊れ、ただのゴミに変わり果てていた。持っていた買い物レジ袋も損害軽微であった。
表題の『夜、雨、坂道』は落語の三大噺のようだが、これからは、雨のあとの夜道で、しかも坂道を通るときには、細心の注意が必要だ。ことに荷物のある時は余計注意せねば。
これでは、安全対策でなく、安全対策の相談になってしまった。みなさん、なにかいい知恵はありませんか?もし、あのとき、車でも来たら、轢かれていたかも。目撃者なし。