皆さん、今日は
畠山鬼女や、サッカー、シンドラーに振り回されて忘れていました。 あと3ヶ月で小泉改革劇団の公演がフィナーレを迎えます。 「自民党をぶっ潰しても構造改革をやるぞ!」と幕明けの口上で、 35斉もこのライオンヘアーに賭けました。
確かにやりましたね! 1:自民党最大派閥経世会の残党を完膚なきまでに叩きました。 それに伴い,派閥単位の郵政族や道路族・医療族などの征伐、 さらに馬鹿の一つ覚え「公共投資による景気回復」からの脱出。
2:金融システムの安定化 公的資金注入による不良債権の処分、これで金融機関は息を吹き返した。 (ピーク時には120兆円とも言われる不良債権は2005年には16兆円に) 今や銀行は日銀の0金利をフルに活用して利ざやを稼ぎ捲くり史上最高益を、 謳歌しています。一方国民は預金金利0.025%で泣き寝入りですが!
3:?????????????? 此処でマウスが突然止まりました。其れもその筈、 「郵政民営化」、「社会保障制度(年金・医療・介護等)改革」 「天下りの温床特殊法人(政府系銀行・道路公団・年金基金等)改革」 「地方分権改革」・・・やった!と言うには程遠い。 確かのパンドラの蓋はこじ開けたかも知れないが,何がよくなったのか? 掻き回した粉塵が煙の如く立ち上り,中味はさっぱり見えて来ない。
国民も身近な負担増(爺婆の地方税は16倍ですぞ!),それでも国の、 借金を減らし子孫への負担を軽減できるのならば我慢もしようが, この4年間赤字国債は、30兆/年以上が積み益され,普通国債残高はついに、 515兆円に膨らんで仕舞った。 確かに小泉さんになって毎年減った歳出は「公共投資」「ODA」であるが、 少子高齢化による社会保障費の伸びから見るとハナクソ!
更に国際関係もブッシュと心中するのではないかとハラハラさせられます。 年間32兆円の喧嘩費用軍事費(内60%がイラク・アフガン向け)で、 双子の赤字、破綻寸前のアメリカはなりふり構わず経済狂想曲を、 がなりたてています。何時指揮者は引き摺り下ろされるか解ったものじゃ無い。
そんな国に何時までも尻尾を振ることは無い,世界は動いている。 アメリカ一国覇権はいずれ壊れるし,経済の軸はとっくに中・印に、 傾いている。貿易経済も石油利権も安全保障も回れ右する時期では?
そんな小泉内閣,ご苦労様でした。パンドラの蓋を閉め忘れないで!
35斉
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