[No.7843]
Re: 『九段で、明治の留学生の講演を聞く』
投稿者:男爵
投稿日:2017/04/08(Sat) 06:58
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画像サイズ: 700×353 (31kB)唐辛子紋次郎さん、大変興味深い内容です。
> 昨日の講演は、午後6時に始まりました。場所は九段。二松学舎の斜向かいにある、イタリア文化会館で、講師は大阪芸術大学の石井元章教授。演題は「明治期のイタリア留学 文化受容と語学習得」(約2時間)です。
これですね。
http://www.iictokyo.com/eventi/log/eid415.html
> その留学生というのは全部で4名で、井尻儀三郎、緒方惟直、川村清雄と長沼守敬です。
井尻儀三郎と井尻正二の関係はわかりませんが
北海道小樽市出身の地質学者井尻正二は
野尻湖湖畔のナウマンゾウの研究で有名ですね。
井尻正二と湊正雄との共著を読んだことがあります。友人からすすめられて。
『地球の歴史』《岩波新書》、1957年
『日本列島』《岩波新書》、1958年
> 川村清雄の展覧会が、じつは5年前に、両国の江戸東京博物館で開かれたのですが、あっしは見落としてしまい、いまでも残念な思いで一杯です。
2012年10月08日(月)〜12月02日(日)
江戸東京博物館開館20周年記念特別展
維新の洋画家 川村清雄
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/2152/%E7%B6%AD%E6%96%B0%E3%81%AE%E6%B4%8B%E7%94%BB%E5%AE%B6-%E5%B7%9D%E6%9D%91%E6%B8%85%E9%9B%84/
江戸博の友の会の会員である私は
この特別展で下記の2点は見た記憶があるのですが、さだかではありません。
川村清雄《江戸城明渡の帰途 (勝海舟江戸開城図)》
川村清雄《天璋院(てんしょういん)像》→ 将軍徳川家定の正室・篤姫
> きょう、鴎外のドイツ日記を見たところ、1886年7月15日の項に、緒方収二郎を惟直の舎弟と書いています。
>この日訪ねてきた長沼に、鴎外は君はイタリアにいるになら、惟直の墓のことを知ってるだろう、と尋ねています。
幕末の一関に生まれた長沼守敬(ながぬま もりよし)は、明治時代に最も活躍した洋風彫刻家です。 高村光太郎の先生だったみたいですね。
そういうわけで、岩手県立美術館に作品もあります。
https://www.tohoku-bunko.jp/details/00109.html
◎長沼守敬(ながぬま もりよし)
老夫/ダイバース博士像/ベルツ博士像/スクリバ博士像/長谷川謹介像/自作像
◎堀江尚志(ほりえ なおし)
ある女/顔/松橋宗明像/少女座像/狗/トルソ/鯉/首/西君の像/兎/十文字大元像
◎舟越保武(ふなこし やすたけ)
少女像/魚/萩原朔太郎像/R嬢/青い魚/高山右近像/原の城(頭像)/R嬢/原の城/LOLA
/若い女の胸像/T嬢/ダミアン神父/道東の四季−春−/聖べロ二力/聖セシリア/吉田茂像/ゴルゴダ/マリアマグダレナ/聖クララ/樹木91-7
> さらに、翌日は長沼と連れ立ってミュンヘンの、ニュンフェンブルクというところへ
> 出かけたりしています。ここにはバロック様式の宮殿があるそうです。
ニンフェンブルク城 美しい建物と池
以前にみんなで行きました。 そのときの写真でした。