画像サイズ: 360×507 (57kB) | 柳家小満んのこの本。タイトルをみたとき、こりゃあダメだと思った。
さわりで80はいいが、いったい80も覚えたうえで、実際に演じることが誰にでも出来るのだろうか、あっしならひとつだって覚束ないと溜息をついたとき、あっ、これは別に演者のための練習本ではなく、読者のための筋書き集なのだと、やっと気づいた。
落語と云えば、嫌いな人はまずいないだろうし、頭山(アタマヤマ)などは、映画化されて賞まで取っている。
この本、どれを読んでもワハハワハハで、精神衛生上これに勝る良薬なし。
なかでも、好きな演目は大山詣り、親子酒、金明竹、寿限無、粗忽長屋、たが屋、垂乳根、千早振る、時そば、寝床、化物使い、などいろいろだが、全国民必読の書と思う。
不規則発言であびた批判をいち早くかわし、人気を取リ戻すためにも、ドジョウ内閣におかれては、クリスマスかなにかの機会に、各戸に一冊ずつ回覧版に結わえつけて配ってみてはどうだろうか。 |