[No.181]
救助犬
投稿者:男爵
投稿日:2013/04/03(Wed) 13:42
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1995年1月17日におきた阪神大震災のあと
震災地に急行しようと海外からやってきた救助犬が
空港で足止めされた。
いろいろな手続きをすませてから、ようやく救援活動をはじめたのは
地震発生から3日もたってからのことだった。
「もし、日本の救助犬が近くにいて、すぐにかけつけることができたら
もっとたくさんの人々が助かったにちがいない」
ということで、日本災害救助犬協会が設立した。
日本災害救助犬協会はNPO法人「日本救助犬協会」に組織変更された。
救助犬の訓練には、ハンドラーという救助犬を使う人の訓練も大切である。
1999年9月の台湾の大震災のときに、日本から救助犬が出勤した。
犬が救助活動をするのではなく、ハンドラーが犬を連れて救助活動に参加するわけである。
そのときの経験で、道具としての犬をうまく使うためには、ハンドラーには
勉強をしなければならないことがたくさんあると感じたという。
救助犬は、いろいろな災害現場を想定して、あらゆる場所において訓練を行っている。
さまざまなにおいのする場所(地震、火災、津波などのあと)
火やけむりが立ちこめている場所(火事の最中)
雪山などの特殊な場所