タイトル | : Re^6: 生活指導してくれるお医者さん |
投稿日 | : 2004/11/18(Thu) 18:12 |
投稿者 | : ハム |
えーさん、こんばんは。
> 最近ある病院の外科部長さんと話をする機会がありました
> なるべく余分なことは言わないように
> 専門外のことはすぐそちらに振るように
> 宿直なんかのときには絶対に病名は言わないように
> 指導されているそうです
私は、なんだか方向が違うような気がします。
確かに休日診療の時などには、専門外の患者さんを見なければならないと
思います。
しかし、患者の側から見ると、命を預けているわけで、専門外かどうかは
分かるはずもありませんよね。
誤診をしないためには、患者や付き添った者の言葉に真剣に耳を傾け、患
者のためにどうあるべきかを考えて欲しいものです。
私は最近医師である前に人間としての修練を積んでもらいたいと思ってい
ます。
> また最近は裁判ざたが多くて病院内ではやたらと
> 書類とハンコが増えたそうです
> 不便でしょうがないとこぼしていました。
システムだけの問題ではないように思いますが。
まあ、慈恵医大の青戸病院の例もありますから、きちんとしたシステム作
りと平行して医師の倫理観を高めることが必要だと思います。
> 患者側にも問題がありそうですね
裁判になるケースは、ほとんどの場合病院や医師に対する不信感があるの
ではないでしょうか。
何故このようなことが起こったのか、それを知りたい時結局は法廷で明ら
かにしてゆくしかないと思います。
それも、患者や家族の側が問題点を証明しなければならないのが日本の法
律なのです。
訴えられた方が正当性を立証しなければならないアメリカの法律とは違っ
て、圧倒的に患者の側が不利な立場に立たされています。
しかも、鑑定を依頼しようにも、医師の仲間意識などから拒否されるのが
現実です。
何故私がこのようなことを言うかというと、現在私自身が医療裁判の原告
の立場にあるからです。
妻が脳梗塞発病時に適切な初期診療が行われず異常なしとの診断で帰宅さ
され、結局は意識混濁の状態で別の病院に入院することになったのです。
世界中で人道支援などを行っている世界的な組織に属する巨大な病院を相
手に、しかも医学的人道的に責任なしとする顧問弁護士を相手に、個人が「
何故」を明らかにするにはこの方法しかありませんでした。
もし、患者である妻や私に問題があるとすれば、それは、その病院や医師
を信じすぎたことだと思います。
こんな思いをしている者もいるということで長々と書きました。
えーさんに対する抗議でないことだけはご理解ください。