タイトル | : Re: 狂牛病 |
投稿日 | : 2004/12/24(Fri) 11:07 |
投稿者 | : ポテト |
参照先 | : http://www.mellow-club.org/yokocho/mc462/mc462.html |
横田哲治:牛肉が消える!、日経BP社
BSE対策が遅れている米国
検査体制
・日本では全頭検査
・米国では起立不能の牛に抽出検査
・EUでは23ヶ月を越える牛を検査
異常プリオンが集中する危険部位
・日本では焼却処分
・米国では、肉骨粉に加工して豚や鶏の餌に
・EUでは廃棄処分を義務に
追跡調査
・日本では義務づけ
・米国では、まったく行われず
・EUでは義務づけ
輸入輸出のおいしい利益
なんと日本の黒毛和種は、オーストラリアで生産されている。
日本の血統書つきの子牛を産ませてから(受精卵移植施設あり、
オーストラリアの牛の腹を借りて和牛を出産させる)
その子牛を日本に送る場合もあるし、現地で子牛を肥育し
成牛にして、その肉を日本に輸出する場合もある。
オーストラリア産の種類の牛を売れば利益は少ないが
人気の和牛を日本に持ち込めば数十倍以上の利益があるという。
同じことはアメリカもカナダも考えている。
安全性が確認されたら、和牛の輸入のほうが
国産牛より安いから商社は歓迎するのだろうか。
(国産和牛業者の危機 松阪牛などブランド牛の生産地は被害を受けそう)
松阪牛の品評会で1等になったら3000万円で売れるという。
オーストラリアで黒毛和種を肥育したら1頭10万円以下であるが、日本に輸出したら数十倍で売れる。
このあたりの事情は、中国や韓国で作られる衣料品が日本で安く売られているのと似ている。
台湾やマレーシアで作られたパソコンや電化製品が安く東京で買える。
衣料品や電化製品は海外で安く作られものを日本人が買うように
牛も海外で安く生産されたものを日本人が食べる。
衣料品や電化製品は健康に直接ひびかないが、食べ物は直接体の健康に影響があることが違うだろう。