「神経の痛み」は、無論のこと、神様がくれた自己防衛力です。激痛を訴えている間は大丈夫です。通り越すと神経が麻痺して、朦朧として、気を失うようです。時代劇や交通事故でも判ります。
麻酔薬は外科手術に欠かせません。いま、麻酔科の医師が不足して、全国を飛び回る忙しさといいます。麻酔は危険で技術を要する仕事です。麻酔科の医師は地味で成り手がいないようです。
昔、兎を使った動物実験で麻酔を使ったことがあります。体重や体力によって注射量が変ります。注射速度もゆっくりです。過剰に、急激にやると蘇生しないのです。
ご存知のように、全身麻酔は静脈注射や点滴、局所麻酔は筋肉注射です。経口投与は痛み止めや睡眠薬くらいでしょう。モルヒネなどの麻薬もその部類でしょう。幻覚症状や依存性等の副作用もあるようです。取り扱い資格と厳重な保管義務があります。最近、唐辛子から麻酔成分が発見されたようですが。
ともかく、神経の痛みは必要な時と不要な時があります。その辺を、わきまえておきたいものです。再放送のドラマ「医龍」でも陰で活躍しています。この原作者は多分漫画家と思いますが、相当に医学知識があるようです。
という訳で麻酔科の医師が必要です。産婦人科医も小児科医も不足しています。僻地でも医師が不足しています。医療ミスや激務や老人医療の増大が原因しています。医師優遇税制を取っていますが限界のようです。高齢者負担増や医療制度全体の見直しが言われています。
まあ、貧乏人は、出来るだけ免疫力を高めて病気にならないように、病気になっても医者にかからないようにするしかないのでしょう。判ってはいるけど、なかなか出来ないのです。さあ、どうするかです。
出来るだけ体を動かして、縮んだ筋肉や筋を伸ばすことでしょうか。車社会のお蔭で、意外と脚力や腕力が衰えています。朝晩の散歩など、昔はなかったことです。食事も贅沢になっています。風呂も簡単に沸きます。洗濯、掃除も簡単です。昔に比べると、生活が格段に横着になっています。床の雑巾掛けが意外と脚力や腹筋力をつけます。庭の剪定ぐらい自分でやります。近所の用事は歩きで済ませます。パソコンや頭脳労働ばかりでなく、体の能力を呼び戻す必要を感じています。諸兄も、いろいろと実行されていることでしょう。失礼!
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