[No.94]
実用英会話
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投稿日:2010/12/07(Tue) 18:41
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敗戦当時は兵庫県揖保郡龍野町(現、たつの市)にある県立龍野中学校1年生でした。
あるとき姫路に駐屯している進駐軍が町にジープ数台で中学校にやってきて将校らしい偉そうなのが校長室へ入って何やら会談をしているという噂が広まりました
放課後で生徒は下校中で校門前に進駐軍のGIの乗ったジープが停まっていて我々に愛想よく声を掛けました。何を言ってるのか分かりませんが親しそうな気持ちは伝わります。つい2〜3ヶ月前まで鬼畜米英撃滅とか撃ちてし止まんと叫んで憎んでいた相手とはとても信じられない印象を受けました
生徒の誰かがギブミーチョコレート!と声をかけたら若いGIがポイ〜と抛り投げたのが(あとで知ったのですが)ハーシーの板チョコでした。別の生徒がギブミーチューインガムと言ったら抛ってきたのが(これも後で知った)リグリーのガムでした。兎に角甘いものに飢えていた我々はジープの周りを取り囲んで口々にギブミー***と叫んで大騒ぎです
日本男児として恥ずかしい!と思う余裕もなくただ甘いものが欲しい本能です。後年になって、情けないことをしたもんだと反省しても遅かりし由良助ですね
英語を勉強せんならん! と思ったキッカケがこれです(;_;)
英語の教科書の1ページ目は This is a pen でしたがこれではアカンと、ラジオの平川唯一のカムカムエブリバディや旺文社の日米会話手帳で一生懸命に生きた英語をマスターしょうと勉強したものです
その後はだんだん「もはや戦後ではない」といわれる頃になり甘い物も手に入るようになったら英会話の勉強も疎かになり全然進歩なく、その後60年こんにちに至ります(;_;)
さんらく亭@甲子園