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されど、満洲61年めに手にした両親・姉の形見

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  • 通常 されど、満洲61年めに手にした両親・姉の形見 (シーメン, 2008/4/23 8:10)

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シーメン

通常 されど、満洲61年めに手にした両親・姉の形見

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2008/4/23 8:10
シーメン  新米   投稿数: 1
 昨秋、姉が彼岸の地に旅たった。兄弟妹で鞍山の想い出を語るのは小生のみとなった。それは、亡き父母に生前聴いていたことがあった。
 昭和22年旧満洲から引揚時に父母が現地鞍山市で寄託した「預貯金通帳・証券類」の行方のことでした。小生自身永年気懸かりだった一つであった。これらが在るのか、無いかでも知りたくて時間もかかり面倒なことでもあることを予想して思い切って探すことにした。
 引揚港が佐世保でしたので、今年2月長崎税関へ仔細を述べ問合せた。「同姓同名かも知れないが横浜税関に、父の名と同じではあるが該当するものあり」と連絡を受けた。一瞬「なぜ横浜税関?」と思った。暫くして横浜税関から細かい聴き取り調査を受けた。平成20年3月19日に、「当時の情勢」や「名残」「香り」のある「貯金通帳・証券など6物件」が、61年めに私の手元に戻ってきた。早速墓参し、亡き父母姉に報告する事が出来た。

 60年を超える時間を、持ち主が名乗り出ることを待ち続けた「形見」に、そして丁寧に保管していただいた「税関の方々」に感謝いたします。ありがとうございました。
 
最後に、まだ一つ想いが残るのは亡き父母が『鞍山で寄託した預貯金通帳・証券類がいつどのような方法(旧在満日本政府機関、船名など)やルートで横浜税関に届けられた』かが是非知りたいことです。ご存知の方がいらっしゃたら教えてください。  シーメン

 

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