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初午の祭 伸

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編集者

通常 初午の祭 伸

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - | 投稿日時 2011/1/19 7:39
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 はじめに


 スタッフより

 この投稿(含・返信)は、メロウ倶楽部の公開サイト「大正の部屋」への投稿(2008/02/06)を、投稿者・またはそのご家族・ご遺族(含・返信者)のご承諾を得て転載するものです。

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 大正の部屋の皆さん、こんにちは。

 みなさんの処では、初午のお祭りはしませんでしたか、私は大阪梅田駅の近くで子供の頃を過ごしましたが、毎年初午の日には町内にあるお稲荷さんで、初午の祭りがあり、年中行事としては、正月の次に来るので、寒いさなかですが、子供心に楽しみの一つでした。

 その日は学校が引けてからお稲荷さんの祠へ行くと、「正一位○○大明神」と書かれた大きな幟が何本も風に靡いていて、小さな山車に乗せた太鼓の音が、町内に響きわたっています。

 町内の人々がお酒や菓子や果物などをお供えし、後で分けてもらえるのも楽しみの一つでした。

 夜になると小さな山車を子供達が引いて、町内をくまなく回ります。
 そして口々に「お稲荷さんの言いつけで、ローソク一本、センギョ、センギョ」と唱えます。そうすると気の利いた家の戸が開いて、菓子を手にした人がでてきて、施行してくてます。

 センギョ、センギョは「施行、施行」が訛ってできた言葉なのでしょう。子供達は、この日ばかりは町内を無心して歩くわけですが、大人達はいやな顔もせず、無心に応じてくれたものです。

 皆さんの街には、子供の頃このような行事はありませんでしたか、その頃の思い出と言うと、お稲荷さんのこの行事が、私の胸の中でおおきなウエイトを占めています。

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