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山の杉の子

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/10/7 8:46
編集者  長老 居住地: メロウ倶楽部  投稿数: 4298

 はじめに

 スタッフより

 この投稿(含・返信)は、メロウ倶楽部の公開サイト「昭和の部屋」への投稿とそのツリー投稿を、転載するものです。

 なお、転載につきましては「昭和の部屋」会議室上段のご案内文のなかで包括的な承認をいただいています。

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 山の杉の子 投稿者:男爵 投稿日:2011/06/05(Sun) 07:41


 昔々の その昔 椎の木林の すぐそばに 小さなお山が あったとさ

 この歌は戦後の復興をイメージする多くの映画の中で歌われてきました。

 だから
 私は戦後に作られた歌だと思っていたのですが...

 ところが
 この歌詞は戦争中につくられたのでした。
 だから五番の歌詞は
  大きな杉は 何になる 兵隊さんを運ぶ船
  傷痍の勇士の 寝るお家 寝るお家
  ......

 六番の歌詞は
  さあさ 負けるな杉の木に
  勇士の遺児なら なお強い
  体を鍛え 頑張って 頑張って
  今に 立派な 兵隊さん 忠義孝行ひとすじに
  .....

 これでは歌詞に問題があると
 GHQから禁止にされてしまったのです。

 周囲からの依頼に応えて
 サトウ・ハチローが平和的な歌詞に改作してから
 晴れて今日まで歌い継がれるようになったのでした。

 サトウ・ハチローは妹の佐藤愛子からは、さんざんけなされていますが
 戦争中に軍にすりよって愛国的な歌をつくらなかったのは立派でした。
 サトウ・ハチローの師匠の西条八十をはじめ時の作詞家たちはみな
 愛国歌や軍歌をつくったのです。

 「もずが枯木で」はサトウ・ハチローが昭和10年に発表した詩です。

 サトウ・ハチローは父親に似て天皇大好き人間だから
 昭和24年年4月に、辰野隆、徳川夢声などとともに皇居を訪ね
 民間人として初めて天皇陛下に謁見します。
 「文藝春秋」の6月号には“天皇陛下大いに笑う”という見出しで、その時のようすが伝えられたそうです。
 サトウ・ハチローは中学を何度も転校しています。
 でも野球がうまいため、どの中学に入っても選手として試合に出ています。
 審判員が彼の顔を覚えていて、ユニフォームを変えてまた出ていると文句を言ったそうです。
 それを聞いて天皇陛下が笑ったと、サトウ・ハチロー自身が述べています。

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 Re: お山の杉の子 投稿者:さんらく亭 投稿日:2011/06/05(Sun) 13:42
 
 男爵さん

 > この歌詞は戦争中につくられたのでした。

 国民学校六年生のとき通学時に隊列組んで先頭に5年男子、後尾に6年男子で

 「若鷲の歌」(予科練の歌とも言う)を合唱しながら行進しましたが、その頃
 低学年の妹たちは「お山の杉の子」を歌ってましたね。立派な戦時中の歌です

 >サトウ・ハチローは妹の佐藤愛子からは、さんざんけなされていますが
 >戦争中に軍にすりよって愛国的な歌をつくらなかったのは立派でした。

 そんなこたぁなく「勝利の日まで」(古賀政男作曲)など立派な戦意高揚の歌です

 > 「文藝春秋」の6月号には“天皇陛下大いに笑う”という見出しで、その時のようすが伝えられたそうです。

 その雑誌は永いこと我が家にもありましたが25年前新築のとき整理して捨てました


 さんらく亭@甲子園

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 Re: お山の杉の子 投稿者:マーチャン 投稿日:2011/06/05(Sun) 14:18

 さんらく亭さん、男爵さん

 > > 「文藝春秋」の6月号には“天皇陛下大いに笑う”という見出しで、その時のようすが伝えられたそうです。

 > その雑誌は永いこと我が家にもありましたが25年前新築のとき整理して捨てました

 私も、覚えています。1949年のことなのですね。

 父が、購読していまして、家族に読み聞かせてくれました。

 天皇陛下の前で「かしこまった」ものでなく「バカばなし」をしてきた、というので
 大評判になり、「文藝春秋」は、それがきっかけで売上を伸ばしたと聞いています。

 ・お茶の時間に、なぜか「おしるこ」がでたこと
 ・天皇陛下が、おわんの蓋を「ぽん」と無造作に空けて召し上がったことなど
  内容の一部が、まだ記憶に残っています。
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