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「銀紙」の話    Kenzaemon

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2023/10/11 0:08
編集者ze  モデレータ   投稿数: 56
「銀紙」の話    Kenzaemon

▼第2次大戦終戦前後に、「銀紙」を丸めたりして遊んだ記憶があります。
「銀紙」と呼んでいたのは、野原や林の中から拾ってきた銀色のテープで、
幅広のテープと細いテープの2種類がありました。

▼上級生からの話なので、真偽のほどは分かりませんが、幅広のテープは、
日本軍のテープで、紙で裏打ちされた錫箔でした。

▼細いテープは、米軍のテープで、紙の裏打ちなしのアルミ箔でした。
日本軍は金属不足のため薄い錫箔に紙を裏打ちし、米軍は十分に金属があるので、
紙で裏打ちする必要のない厚い金属テープが作れるとのことでした。

▼これらのテープは、「電波探知機(現在のレーダーの前身)」妨害用とのことでした。
住んでいたのが、名古屋に向かう米軍空襲機の航空路の下で、近くに飛行場がありましたから、
この話は納得できます。なぜ米軍のテープに加えて日本軍のテープがあったのか・・・。
おそらく、電波探知機に妨害用テープがどのように作用するかを、確認するために落としたものでしょう。

▼こんなところにも、当時、金属不足に悩まされていた日本軍の苦悩が反映されています。
米軍は、アルミテープを、惜しげもなく使っていたのです。
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