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[No.14555] Re: 五能線みちくさ紀行 投稿者:   投稿日:2010/01/17(Sun) 16:55
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> 五能線  東能代駅から川部駅までの147キロ  42駅がある。

弘前近くの板柳駅で
著者はわざわざ降りる。

昭和24年網走で生まれた永山則夫は
六歳の時、自分を置き去りにして板柳で暮らしていた母親に引き取られる。
このとき永山則夫が汽車から降りたのは、板柳駅のホームであろう。
精神病院に入院中の姉に会うために九歳で家出して北海道へ向かったときも
集団就職で上京したときも、板柳駅から出発したにちがいない。

彼は上京した四年後の昭和四十四年四月に「連続射殺犯」として
警視庁に逮捕された。

貧しく悲惨だった生い立ち
辛い半生のあと殺人犯となって、とうとう死刑になってしまった。
この本を読んで、五能線の板柳駅も通ったことのある私は
永山のことを思い出したのでした。


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