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[No.806] 煙草と塩の博物館。 投稿者:変蝠林(1917-)   投稿日:2008/12/03(Wed) 10:40
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先日NHKの帰途に多年探して居た上記博物館を偶然見付けました。

   >http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html

之は今や消えた専売局が廃局と共に設立したもので輝く歴史と共に
煙草と塩の全てを語り、昔の生活に如何に貢献したかを珍品と共に
展示説明されて居り、是非一度入館を御薦め致し度き博物館です。

ゲルベゾルテの味を知って居る・・・・・・・・・・変蝠林(1917-)


[No.852] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2008/12/23(Tue) 12:23
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変蝠林(1917-)さん、こんにちは。

>先日NHKの帰途に多年探して居た上記博物館を偶然見付けました。

   >http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html

>之は今や消えた専売局が廃局と共に設立したもので輝く歴史と共に
煙草と塩の全てを語り、昔の生活に如何に貢献したかを珍品と共に
展示説明されて居り、是非一度入館を御薦め致し度き博物館です。

ゲルベゾルテの味を知って居る・・・・・・・・・・変蝠林(1917-)

といわれて、書斎へ行って見ると、こんなパンフレットを見つけました。「蔵出し!コレクション あれこれ」(たばこと塩の博物館編)。

 奥付をみると、入館料が驚くほどやすい。たったの100円。20人集まれば50円で更にお安い。このパンフレットの発行が、平成14年なので、いまではいくらか上がったかもしれませんね。(^_-)-☆

 たしかにこれを眺めていると、一度行って見たくなりますね。(^_-)-☆およそたばこに関するものなら何でも揃っています。たとえば、やわらかい方から行くと、遊女とたばこというテーマがあります。ここでは、超有名浮世絵作者、歌麿の「当時全盛似顔揃 扇屋内 花扇 よしの たつた」と云う作品が見られます。左手を髪にやり、右手に長煙管をもった手つきは、なかなか色っぽいです。

 たばこ盆や看板、南田洋子や八千草、有馬稲子、香川京子などのポスターもおもしろいけれど、いろいろと時代によって変わる「ピース」のデザインも、何時まで見ても見飽きないコレクションですね。

 特筆すべきは、八代目桂文楽のたばこ入れコレクション。腰差しのたばこいれなぞは、見ている内に欲しくなって来るのでは。(^_-)-☆ほかにも、こんなにも種類が豊富だったのかと、思わず眼を見張るパイプコレクション。西暦7世紀のマヤの作った当時の喫煙の様子の現された壺は、ここでしか観られない貴重な品。う〜ん、面白そう。


[No.853] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2008/12/23(Tue) 23:26
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  変蝠林(1917-)さん、みなさん、こんばんは。

 ここは、たばこだけではなかったんですよね。名前がたしか「たばこと塩の博物館」でした紋ね。(^_-)-☆

 そこでもう一冊紹介させてください。これも、あっしのネコ額の書斎にあった「近世風俗画屏風」というパンフで、説明によると、同館が30年ばかり前に開催した展覧会のカタログでした。図版には「きせるを持つ美人図屏風」なんてのもありますが、あらかたは桜狩や、賀茂の競馬、邸内遊楽図、浅草寺境内図などの、普通の風俗画です。

 が、さすが塩の博物館だけあって、「明石浦赤穂塩田図」なんというものも、展示されていたんですね。ほとんどが、サントリーなど、国内の博物館からの借り物ですが、なかには「桜狩遊楽図屏風」のように、アメリカのBrooklyn Museumからの里帰りもありました。浮世絵もそうですが、アメリカには、ケッコウ日本の名品が一杯あります紋ね。なかなか良い企画をやりますよ、ここの博物館は。(^_-)-☆


[No.854] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:変蝠林(1917-)   投稿日:2008/12/24(Wed) 08:04
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みなさん、こんにちは。

> >先日NHKの帰途に多年探して居た上記博物館を偶然見付けました。
>
>    >http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html

>  奥付をみると、入館料が驚くほどやすい。たったの100円。20人集まれば50円で更にお安い。このパンフレットの発行が、平成14年なので、いまではいくらか上がったかもしれませんね。(^_-)-☆

(註)70歳以上は入館料無料(要証明書)

                                変蝠林(1917-)


[No.858] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2008/12/24(Wed) 20:49
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Re: 煙草と塩の博物館。
画像サイズ: 311×520 (56kB)
  変蝠林(1917-)さん、みなさん、

 きょう博物館からお許しを貰ったので、「蔵出しコレクション!あれこれ」の写真をアップします。(^_-)-☆

 こんなパイプがあるの?ほしいなあ。パイプでは梅田晴夫のコレクションが有名でしたね。


[No.859] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2008/12/24(Wed) 20:53
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Re: 煙草と塩の博物館。
画像サイズ: 318×520 (36kB)
  これは八代目桂文楽のたばこ入れコレクションの一部です。


[No.864] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2008/12/26(Fri) 21:37
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Re: 煙草と塩の博物館。
画像サイズ: 354×520 (63kB)
 むかしは大抵のうちに、たばこ盆と云うものがあった。親父が紫煙の愛好者だったので、うちにもあった。こういうものが、博物館入りするとはあっしも想像だにしなかった。落語がやりにくくも、なるわけだ。

 世の中には、レアもののライターのファンも多いようだが、こういう日常と結びついた、ごく当たり前の道具が、身の回りからひとつ又ひとつと消えてゆくのは、やはり淋しい。

 添付の写真は、大名の使ったたばこ盆なので、ゼイタク品に分類されるだろうが、まさに日本工芸品の、精華だと思う。


[No.865] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2008/12/27(Sat) 23:40
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Re: 煙草と塩の博物館。
画像サイズ: 354×520 (59kB)
キセルのオンパレードです。芝居の「与話情浮名横櫛」では、与三郎の名台詞「ご新造さんへ」が、お富が煙管を、煙草盆の灰吹きで叩く音をきっかけに始まるのです、つまりこの芝居では、たいへん重要な役割を演じています。

 その後、キセルは、バスや電車の「ただ乗り」の代名詞にまで落ちぶれてしまいましたが、いまは違います。博物館で悠々自適の身です。


[No.866] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:変蝠林(1917-)   投稿日:2008/12/28(Sun) 06:25
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唐辛子 紋次郎さん

> その後、キセルは、バスや電車の「ただ乗り」の代名詞にまで落ちぶれて
>しまいましたが、いまは違います。博物館で悠々自適の身です。

何年か前、何方かの案内で日本たばこ深川工場の見学オフがありました。
其処で先の見えない大工場で東南亜細亜向けのハイライトが眼にも留まらぬ
スピードで流れ生産され箱詰される光景に圧倒された事を思い出して居ます。

其の折、国宝名人が小部屋で刻み煙草を手で刻む光景に圧倒された記憶が。
其の銘柄、「小粋」10グラム小箱を300円程で求め未開の儘で納ってあります。

                                    変蝠林(1917-)


[No.868] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2008/12/29(Mon) 18:57
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いまは寄席、(浅草演芸ホール)やテレビで、宮田章司という芸人が江戸売り声専門ということで、その喉を披露しているらしいが、安藤鶴夫によれば、むかしは、「東京の町の売り声」というのは、落語家の古今亭今輔あたりが、寄席でやっていたらしい。

 その売り声の一つに、羅宇屋のそれがあった。町の人はそれを時計代わりにしたよし。というのは、商売によって現れる時間が違っていたからだ。羅宇屋はいつも夕方にやってきたらしい。その売り声は、「ええ、 らおやアー すげかえ ええ らおのすげかえ…」というのだそうだ。☆

 もう今では、羅宇のことを知っている人も、少なくなったはず。その証拠に、講談社の現代新書「死語」のコレクション(水原明人著)という本に収録されていることを見ればわかる。その本の「羅宇屋」と云うところを開くと、キセルは煙を通す竹の筒が細いので、何度か吸っていると煙草のヤニで穴が詰まる。そこで和紙を細く縒って穴の中を通し、ヤニを取らなければならない。

 これが意外と難事業。素人にはうまくいかない。そこで羅宇屋の登場となる。ヤニを取るだけでなく、羅宇竹まで新品と交換してくれる。登場の合図にピーッと鳴る独特の汽笛を使う。刻み煙草の衰退とともに姿を消してしまった、と。

 広辞苑をみると、羅宇屋(ラオヤ)はないが、老朋友(ラオポンユー)はある。これは冗談。(^_-)-☆

 羅宇、羅宇替、羅宇竹と、ケッコウ沢山入っているのだ。ためしに、そのうちの「羅宇」をみると、(1)ラオスに同じ。(2)((1)から渡来した黒班竹を用いたからいう)煙管(キセル)の火皿と吸口とを接続する竹管。ラウ。「−竹」 となっている。
 
 *(1)、(2)は、辞書では、円の中に数字ですが、機種依存文字のため、やむなくパーレンにしました。悪しからずご了承下さい。

 ☆安藤鶴夫「昔・東京の町の売り声」


[No.903] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2009/01/26(Mon) 10:43
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煙草と塩の博物館は

1月26日から4月17日まで

館内整備工事のため臨時休館致します。

            変蝠林(1917-)


[No.963] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2009/03/28(Sat) 17:17
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> 煙草と塩の博物館は
>
私の家では昭和7年頃まで田舎店をしており、親爺が亡くなってから廃業しましたが当時の売れ残りのキセルや羅宇など沢山有りましたが今は捨てて仕舞い懐かしい「言葉としてだけ」思い出します。敗戦後私が無人島にて抑留生活をしていた当時は、使役に出る者のうち一名は「もくひろい」と称して駐留軍兵士が捨てた煙草の吸殻を拾い集め、夜とも成れば「南方葉ボタン」という野草の葉を乾燥した物と混ぜ合わせ木の葉に巻いて「南方ラッキーストライク」だ・・・と喜んで吸った頃が懐かしい・・・・


[No.964] Re: 煙草と塩の博物館。 投稿者:   投稿日:2009/03/28(Sat) 21:32
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satyan768殿

> 煙草と塩の博物館は

> 当時は、使役に出る者のうち一名は「もくひろい」と称して駐留軍兵士が捨てた煙草の吸殻を拾い集め、夜とも成れば「南方葉ボタン」という野草の葉を乾燥した物と混ぜ合わせ木の葉に巻いて「南方ラッキーストライク」だ・・・と喜んで吸った頃が懐かしい・・・・

全軍需廠の集まった天津にて
毎日五箱の煙草の配給に困り
高粱酒に交換した捕虜の生活

なんともかとも申訳無しの一言:

                 変蝠林(1917-)